motoGPでチャンピオン争いを繰り広げていた現役時代には、相当ピリついた関係だったような印象だったように記憶するこちらのお二方。つい先日、鉄スリッパーなしで右左高低差ありの高速TTレイアウトを大排気量単気筒マシンでぶっ飛ばして陽気に競い合ったようですよ。

ストーナーがオージーダートトラック出身、というのは有名な話ですよね

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。ドゥカティとホンダを駆りmotoGP王者となったケーシー・ストーナーは、そのレースキャリアをオーストラリアでのダートトラックからスタートしました、というのはよく知られた話ですが、彼は14歳になるまでに同国で実に 41 (!) のクラスタイトルを獲得していたらしいです。神童か。

motoGPライダーとなって以降はダートトラックに親しむ機会もほとんどなかったようですが、7年前の2017年にテキサス州でコーリン・エドワーズが主宰する "テキサストルネード・ブートキャンプ" でTT-R125に乗って "11年ぶりのダートトラック!" と楽しんでいたのも話題になりましたね。

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そして今回は、イタリア・ミラノで開催された世界最大級のモーターサイクルショーEICMAでのエキシビジョンレースに参加するため、フルサイズの単気筒マシンをあつらえてヨーロッパに渡り、ロッシのモーターランチでも両雄相見えて楽しんだ、ということみたいです。いいなー。

2ストローク350cc!来年発売予定の新型マシンを惜しげもなくDTX化!

今回ストーナーのために用意されたマシンは、2025年発売予定のBETA製オフロードコンペティションモデルRX350なるニューモデルを、前後19インチに変更してDTXコンバージョンしたもの。

これまで300ccだったモデルが排気量拡大されて350ccのニューモデルとして出てくるようなんですがこれは乗ってみたい!エンディーロレースとかがマーケットなのでしょうからさぞかし扱いやすい味付けなのじゃないかなぁ。国産車には現存しない大排気量2ストローク!堪らないな・・・。

こういう場所、もしも身近にあったら最高ですよねぇ。

小排気量のミニバイクで丹精込めて繊細なライディングを追求するのももちろん魅力的なんですが、筆者はまだまだ大人げないのでデカいヤツをやたらと振り回すのが楽しくて仕方ありません。度々書いてますが、フルサイズマシンだからって大きいトラックが必ずしも必要なわけではないんですよ。

走行動画も探せば見つかりそうなので、ご興味ある方は頑張ってみてください。

2人ともいい顔してるなぁ。雨風しのげる休息スペースがあるからかな?(多分そこじゃない)
しかし走る場所の居心地とか雰囲気って大事なんですよきっと。その話は今度また。
ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!