公道用市販車から保安部品その他を剥ぎ取った車両だったり、プラスティック外装のオフロードマシンだったりなら、ステッカーを貼ったりナンバープレートの字体デザインで十分に?個を主張できますが、様々なパーツを揃えてイチからアッセンブルしたオリジナル・マシンを製作、ということになると、タンク・シートのカラーリングにもこだわってみたくなるものです。塗装する面積は決して大きくないですが、印象ガラっと変わって愛着の度合いにも関係するかもしれません。

単色 + メイカーロゴ、は悩むところ少なめ?

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。ホンダのファイティングレッド、ヤマハのゴロワーズ (?) ブルー、カワサキのライムグリーン、ハーレーダビッドソンならジェットファイヤオレンジ・・・メイカーごとのイメージカラーって各社それぞれにありますが、それら単色カラーにメイカーロゴやマークを組み合わせるスタイルなら、あまり悩まず細部を煮詰めやすいかもしれません。

メインフレームやスイングアーム、レーシングスタンドまで色を揃えると結構インパクト強。こちらはホンダRS600Dの前身?XR500エンジンをワスコ製フレームに積んだもの。フルレストアされてピッカピカですね。

コンサバにメイカー系単色カラーで塗りつつピンストライプ山盛りで個性を出す、という一案。

アルミタンクは素地のままでシートカウルも無塗装な "プロトタイプ感" ・・・あるいは予算が尽きた様子?というのも戦うマシンらしくて嫌いじゃありません。15年ほど前の筆者所有の車両です。

タンク形状に由来?するデザイン多めの "複数色塗り分け" も定番です。

タンクやシートカウルの形状、エッジに沿って何色かで塗り分けるのはよく目にするスタイルです。

境目に入るラインの幅をミリじゃなくインチ単位 (何分の何インチ、とか) にすると、とってもあちらっぽい雰囲気になる、とかつて著名なペインター氏がおっしゃっていました。・・・ホントに?

こちらもタンクはエッジ取り、シートカウルへのラインの入れ方にセンスが問われる系。

こちらは真逆のアプローチ、タンク形状を完全に無視する手法ですね。少ない面積でインパクト大だけどシートカウルも同じ塗り分けにすると煩くなりそうです。分かってらっしゃるなぁ。

2〜3色 + ロゴ、というのも定番でよく見ますけど、これこそバランスが重要な感じがしますね。

3色使用でこのデザインの方向性、筆者なかなか好みです。レーストラックといえばステッカーべたべた系が多い中、この個性とロゴ一切無しはかなり目を引くはず。

たくさん文字入ってても綺麗にまとめることはできるみたいですけどね。豪腕なライダーの芸風か?

永く付き合うことになるマシンなら、他にはない個性で染め上げてやりたいものですね。実は筆者が仲間をそそのかして作り始めたフレーマー、メイカー製市販車フレームを骨格にして450ccモトクロッサーエンジンを搭載したオリジナルの1台がそろそろ完成・・・というかすでにテスト走行の段階に入っているのです。どんなカラーリングにするか絶賛悩み中。製作に手間と時間はかかったしそう簡単じゃない部分も多々ありましたけど、かなりよく走りそうな気配。詳しいことは色まで塗り終わったあと、近いうちにまた今度。

ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!