9月14日に全米最高峰プロシリーズ・AFT: アメリカンフラットトラックの今期最終ラウンド・ミズーリ州レイクオザークでのショートトラック戦が開催されます。来シーズンから施行される2気筒クラスでの "レース専用エンジン車出場不可ルール" のため、ハーレーダビッドソンXR750・インディアンFTR750・あるいはホンダRS750Dが出走できる最後のレース、ということになります。もちろんこの規則はAFTシリーズに限ってのことなのですが、大きな時代の節目を感じさせますね・・・。

今期はFIM世界戦で大暴れのハルバート、XR750での最終戦参加を発表!

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。1980年代にハーレーの牙城を崩したRS750D・・・はリアルタイムで見たことがないとしても、青赤白のホンダトリコロールはいまや定番的ダートトラックイメージのひとつですし、XR750・FTR750の紡ぐパフォーマンスは、言うまでもなく2つの世代でシーンを現代まで牽引した立役者的なものと言えるでしょう。目にする機会が激減するであろうことはまったくもって残念至極。ですよね?

今シーズンはAFTへの全戦参加を取り止め、FIMフラットトラック世界選手権 (ヨーロッパでの全6戦) に活躍の場を求めた暴れん坊サミー・ハルバート、文字通り暴れまくってたしか現在そちらのランキング首位だと思うんですが (リザルトも動画も東方の僻地ニッポンにはほとんどまるで届いてない) ・・・あ、先日のスタージス公道TTでもストック状態のトライアンフ・タイガーを駆ってアドベンチャートラッカークラスで優勝しましたね・・・、この週末のAFT最終戦でも、上の写真のダッジブラザース・チームが用意するXR750、ジェットファイヤオレンジに塗られたいかにもソレらしい1台で節目のスポット参戦をキメることを公言しています。要注目。

来期も4輪用ショートトラックでのレースが増えるんでしょうか?

そんな有終の美を飾るであろう決戦の舞台ですが、普段は4輪レース主体で運用される、近年のAFTではお馴染みの会場タイプ、ということになります。意外なことに?競馬場でのマイルレース、どんどん減ってます。これらのショートトラック、バンクきつめ、土質ネットリめ?で抜きつ抜かれつにかなり我慢を強いられる感じ?・・・最近この手のレース映像を見る機会が多い気がするなぁ。

管理が容易いのと会場確保が選定理由の上位なんでしょうけど、毎戦展開が似たりよったりな印象。まぁ、来期も引き続きこんな会場多め、見た目似たり寄ったりの公道用エンジン大改造車での競争が、この種目の最高峰カテゴリー、ということになるんですねぇ。洋の東西を問わずマニアな方は?追い続けるしかないですけど。

ということで、これからはこんなマシンを目にする機会がどんどん増えます。以後お見知り置きを?ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!