8月31日 (土) 〜 9月1日 (日) のレイバーデイ・ウィークエンドに2連戦が予定されていたイリノイ州スプリングフィールド・マイルは金曜から降り続いた雨により初日をキャンセル、翌日曜に2日分のレーススケジュールをめいっぱい詰め込んで、1day2レースという珍しい形式で無事開催されました。そもそも配信向けにコンパクト化していたタイムテーブルが奏功したと言えますが、めっきり参加台数が少ないからこそできる荒技、とも言えるんじゃないかな・・・。

前日の雨からトラックコンディションを整え直した関係者の労力たるや・・・

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。照明設備がナイトレース開催には十分でないからか、スプリングフィールド・マイルは昼光の中で行われるのが伝統ですが、金曜〜土曜午前まで降り続いた雨のため、当初AFTは1日目のレース開始時間を大幅に遅らせ、15〜19時の4時間に圧縮しようとしました。かなりせわしないタイムテーブルですが、平素なら終日かける内容をここまでコンパクトにできる (する) んだ・・・とやや驚き。

これが当たり前のフォーマットになっちゃうと競技全体の風情が変わっちゃいそうですが。結果的には土曜日中のトラックコンディション回復が見込めなくなったため、日曜1dayの特濃版スケジュールへと新たに更新されます。レース可能なコンディションまで持ち直したのは昼夜ぶっ通しで働き続けたトラッククルーの活躍のおかげ・・・。鋭い観察眼と高度な技術が必要なことは疑う余地もありません。

一発長めの赤旗中断でもあったならハイ終了〜!の綱渡りタイムテーブル?

通常のAFTレーススケジュールもかなり忙しい感じはしますが、今回のは相当タイトです。多重クラッシュで長めのレース中断でもあったなら、日没予定時刻がぐんぐん迫り、決勝周回数の減算とかいろいろ小細工も必要になりそうな綱渡りですが・・・あちらのよくあるフレーズで "クラス・アクト" と言うんですか?皆でなんとか美しく成し遂げる精神で、恙無くスマートに終幕を迎えた模様。

大腿骨骨折で今期中の復帰が絶望視されていた、エステンソン・ヤマハのダラス・ダニエルスは、1969年ごろの鉄人ディック・マンよろしく (映画 "ON ANY SUNDAY" に出てきます) 乗車直前まで杖をつかなきゃ歩けない状態ながら、両ヒートに出走して3位と2位。

優勝はいずれもディフェンディング・チャンピオンのジャレッド・ミース。いわゆるピンピン、てやつですね。シーズン残り1戦なので今期の王者はほぼ確定です。しかしリザルトを見てみると、半数くらいがインディアンFTR750なんですよねぇ。ミース筆頭に来シーズンは皆さんどうするんだろ?

ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!