イングランド・ウェストサセックスで毎年開催される、数多くの2輪4輪が集う "レーシングマシンのガーデンパーティー" などとも称される "グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード" に、米国からはるばる海を渡った3台のAFTスーパーツインズマシンが参加しています。

よ〜く見ると、どちらも自分のマシンじゃないみたいなんですけどねー

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。第11代リッチモンド公爵が、12,000エーカーの広大な領地でおよそ30年前から主催するこのイベントは、毎年20万人近くの人々が足を運ぶ、英国有数のモータースポーツ・イベントのひとつです。

競争そのものにフォーカスするのではなく、マシンの展示と単走スタイルでのヒルクライム (A→B地点を計時するタイムトライアル) が目玉で、第2次世界大戦以前の車両や往年のレーシングマシンから現代の最新鋭車両まで、幅広く様々なカテゴリーが揃い、愛好家たちの目と耳を楽しませます。

さてさて、今回AFTからこちらのイベントに招待されたのは、現在まで3勝・ランキング3位の44 ブランドン・ロビンソン (外装ブルー系の自車ではなく、市販ツルシ状態のインディアンFTR750・#1プレートはミースからの借り物?) と

今年デビューしたホンダ・トランザルプ750ベースの "FT750" を2台体制で走らせる、ダラスホンダ・ビッグレッドスーパーツインズ・チームからは、受傷離脱中のチームメイト、ダン・ブロムリーの予備マシンを外装チェンジして参加の13 モーガン・ミシェラー。10 ジョニー・ルイスのAFT仕様ロイヤル・エンフィールド車を駆るのは、イギリス・国内ダートトラック選手権で2シーズン連勝中のゲイリー・バートウィスルです。

偶然なのかなんなのか、三者三様の借り物レーシング。まぁ前戦デュコイン・マイルが7月6日、次のピオリアTTが28日だから・・・メインのマシンを送るのはスケジュール的に難しいのでしょう。

しかしですね、もちろん無印ってわけにはいかないのでしょうけど、このイベントのゼッケン?管理番号のステッカー?ってちょっと大きくて楕円で野暮天ですよね。#1プレートにどうしても貼りたくなかったブランドン本人だかクルーの気持ち、なんとなくお察ししちゃうなぁ。

FTR750がデビューした2018年ごろからAFTマシンが参加して認知度UP

筆者の記憶が正しければ、たしかインディアンFTR750が鮮烈に登場した2018年、初めてAFTシリーズから7人のライダーがグッドウッドを訪れ、イギリスの観衆の前でデモ走行 (オーバルでなく単走ヒルクライムですけど) を行い、現代の本場フラットトラックシーンをアピールしたはずです。

レースが見られれば最高でしょうけど、生で車両展示と走る姿を目にする機会があるだけでも、結構インパクトがあるでしょうね。立ち姿だけよりやはり動いてナンボ、といったところでしょうか?

あのファストフレディー氏も初めて目にして跨がるロイヤル・エンフィールドのファクトリーマシンに興味津々だったとか?そうでもないとか?トリコロールのトランザルプFT750との2ショットはあまりにベタなので?今回は割愛でーす。

ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!