普段は移動用小型車では走ることができない、高速道路を移動用小型車ストリーモS01JWで走る体験ができる・・・? これはあくまでイベント限定での話ですが、そんな貴重な体験をしてみたい方は、ぜひチェックしてみてください!

KK線の再開発は、ニューヨークの"ハイ ライン"の日本版!?

東京都と東京高速道路株式会社は、都心を走る東京高速道路(KK線)を緑に囲まれた歩行者中心の公共的空間「Tokyo Sky Corridor」へ再生するプロジェクトに取り組んでいます。その一環として、5月4日(土・祝)から6日(月・振休)まで、KK線の自動車通行を止め、「ひと・まち・環境に優しいモノ・コトを利活用する未来の歩行者空間」の一端を体験できるイベント、「GINZA SKY WALK 2024」が開催されます。

GINZA SKY WALKは2023年もゴールデンウィークの2日間(4、5日)に開催されましたのでご存じの方もいるとは思います。一方、東京都内の交通事情はさっぱり・・・という方も多いと思いますが、東京・銀座周辺を走る東京高速(KK線)は首都高速とは別会社の東京高速道路(株)が運営する自動車専用道路です。このKK線は廃止されることが決定しており、再生利用として「Tokyo Sky Corridor」というプロジェクトが進められています。

Tokyo Sky Corridorのイメージ図。全区間の整備完了は、2030〜2040年代を目標時期にしています。

この再生プロジェクトの元ネタ? といえるのは、2009年に完成した米国ニューヨークの「ハイ ライン」です。かつてマンハッタンにあったウエストサイド線という鉄道の高架を公園および遊歩道に再生したハイ ラインは、完成後多くの観光客を世界から集めることに成功したプロジェクトです。

高架の再生プロジェクトの成功例「ハイ ライン」。じつはハイ ラインにもお手本があり、それは1993年に完成した仏パリ12区の「クーレ ヴェルト ルネ デュモン」です。

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上述のとおり、GINZA SKY WALKの整備完了はかなり先のことではありますが、完成の暁には東京の新たな観光資源となることが期待されています。近年の東京の再開発というと、金儲けが全面に出がちなプロジェクトばかりですが、仏や米の先例のように地元の人にとっても憩いの場になるような、再開発になると良いですね。

移動用小型車ストリーモS01JWで、"銀ブラ"体験!

GINZA SKY WALK 2024はKK線の自動車通行を3日間止め、新橋から京橋の約2kmを街の景観を楽しみながら歩くことができます。また歩くことだけではなく、地域展示やケータリングサービス、そしてモビリティエリアでの体験プログラムなどを楽しむことができます。

ストリーモシリーズは、立ち乗りの電動3輪モビリティ。一般的な2輪電動キックボード(E-スクーター)に対し3輪のため安定性に優れ、足を地面に降さなくても自立できるのが特徴です。

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今回のモビリティエリアの体験プログラムでは、(株)ストリーモの移動用小型車「ストリーモS01JW」に乗ることができます。ストリーモには特定小型原付のS01JTA、原付一種のS01JGがありますが、S01JWは道路交通法上では歩行者として扱われる、移動用小型車の型式認定を受けているモデルになります。

なおS01JWは実証実験向けの車両で、現時点では一般販売は行われておりません。ですから、GINZA SKY WALK 2024はS01JWに接して、乗ることができる数少ない機会のひとつ、とも言えます。

ストリーモ各モデルの違いを表記すると、こんな感じになります。S01JWは国家公安委員会が行う、移動用小型車の型式認定を日本で唯一取得したモデルでもあります(2024年1月1日現在、ストリーモ調べ)。

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遠方の観光地に出かけても、道は混んでいるし、お金もかかる・・・ということで、寝正月ならぬ寝ゴールデンウィークを決め込もうという都民の方は少なくないでしょう。その中で、ただ寝ているだけでゴールデンウィークを費やすのは・・・と逡巡していて、電動モビリティに興味がある人は、銀ブラ(死語)ついでにストリーモJ01JWを体験してみてはいかがでしょうか?