フロリダ州デイトナビーチでいよいよ現地時間3月7日午後より開幕戦がスタートする全米最高峰プロシリーズAFT: American Flat Track。今年は映像配信方法がガラっと変わり、新たなパートナー会社が月額$13.25ポッキリ! (と謳うけど請求は年単位らしく$159 = 23,500円也?) で全戦お届けするそうです。全16戦だから雨天中止ゼロだとして1レース1,500円かぁ・・・。これだけ払えば逆にちゃんとじっくり全部観るかもしれない!?

などとまぁアクセスのハードル高めですが今期も見所が盛り沢山っぽい!

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。先週ご紹介したオールニューのホンダ製スーパーツインズマシン "トランザルプ750" のデビューにも注目したいところですが、記録的な要素も含めた最注目は、(あのスコット・パーカーに並び) 歴代トップタイとなる9度目の王座を手にしたディフェンディングチャンピオン、ジャレッド・ミースの活躍の行方ではないでしょうか。

1986年生まれで現在37歳になるジャレッド、彼の背中を見て育ち、今や猛追してくるヤングライダーたちと毎年激しく戦いながら、おそらく彼の胸中にはいくつかレコードブレイキングの野望があるはずです。今期10度目の王者となれば過去最多のチャンピオンシップ獲得となるわけですが・・・

メインイベント (決勝レース) 勝利数
1. スコット・パーカー (94勝) > 2. クリス・カー (78勝) > 3. ジャレッド・ミース (72勝)

マイルレース勝利数
1. スコット・パーカー (55勝) > 2. クリス・カー (29勝) > 3. ジャレッド・ミース (27勝)

いずれも今期だけでは達成できそうもありませんが、これから数年、ひとまず40歳まで最高のパフォーマンスを維持して第一線を走り続ければ、これらの記録に手が届きそう?な気がします。

久方ぶりに各メイカー入り乱れて彩り豊かなシーズンになりそうな予感!

ホンダ・トランザルプにばかり目が行きがちですが (筆者も!) 今回開幕のデイトナ・ショートトラックWヘッダー、スーパーツインズクラスには実に7メイカー・8機種がエントリーするという、近年に無い活況を見せています (出走台数は少なめですけど) 。

ハーレーダビッドソン XG750R・XR750
ホンダ トランザルプ
インディアン FTR750
カワサキ ニンジャ 650
KTM DUKE 790
ロイヤルエンフィールド FT
ヤマハ MT-07

当初の3戦はショートトラック、そして6月まではハーフマイル以下のレースが続くため、デビュー間もないマシンを慣らしつつ徐々に改良も進んだり?しやすい好条件かもしれません。

なんだか例年になく?トップカテゴリーが面白くなりそうな今シーズン、
こりゃあ$160、ポーンと出すしかない???

ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!