ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION」発のベンチャーとして注目されている立ち乗り3輪モビリティーの「ストリーモ」の"散歩体験"をできる実証実験が、横浜未来機構主催・横浜市共催の「YOXO FESTIVAL 2024 ~横浜でみらい体験~」で、今週末に実施されることになりました! 試乗できるのは「移動用小型車」版のストリーモとのことですが、移動用小型車って一体ナニ? と思う方は少なくないのでは?

「YOXO FESTIVAL~横浜でみらい体験~」の実証実験としての出展

今週末の2月3〜4日に開催される「YOXO FESTIVAL~横浜でみらい体験~」(以下、YOXO FES)は、スタートアップによる技術実証、企業や学校、個人、イノベーター、クリエーターによる「未来」をテーマとした展示(ロボット、モビリティ、XRなど)、デモやワークショップなどを体験できる催しです。大人から子供まで楽しめる、体験型イベントといえるでしょう。

今回ストリーモは出展企業のひとつとして、グランモール公園会場での実証実験をこの度行うことになったわけですが、実証実験の参加者はグランモール公園内の散歩やフォトスポット巡りを、話題のストリーモS01JWに乗って楽しむことができるそうです。

YOXO FESの実証実験に使用される立ち乗り3輪モビリティ「ストリーモS01JW」。道路交通法上「歩行者」として扱われる「移動用小型車」の型式認定を受けており、その最高速度は6km/h未満。ちなみに型式認定番号は「交U23-1」とのことです。

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移動用小型車は2023年4月施行された新たな車両区分です

巷にあふれる2輪の電動キックボードに対し、ストリーモは安定性に優れる3輪を採用しているのが大きな特徴です。また独自の機構を採用することで自立が可能な構造になっており、その安全性と利便性が高く評価されています。

なおYOXO FESで使用される移動用小型車ストリーモS01JWは実証実験向けの車両で、一般販売は行われていません。移動用小型車・・・とはなんじゃらほい? と思う方は少なくないでしょうが、これは2023年4月施行された新たな車両区分です。

移動用小型車は道路交通法上「歩行者」として扱われ、基本的に歩道および路側帯を走行する必要があります。そしてストリーモS01JWは、国家公安委員会による移動用小型車の型式認定を、日本で唯一取得した車両なのです(2024年1月1日現在)。

ストリーモには移動用小型車、特定小型原付、そして原付一種(内燃機関では〜50cc)の3バリエーションが存在します。

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移動用小型車は年齢制限がないこと、自賠責保険不要、車道走行不可、ヘルメット不要などがその区分上の特徴です。なお現在販売中のストリーモS01JTは特定小型原付で、自転車通行可の歩道のみ、最高速を6km/h以下に抑え速度識別灯を点滅させることで特例的に歩道走行が可能になっています。

移動用小型車S01JWは、車道も走れる特定小型原付S01JTほどのスピードは試すことはできませんが、ストリーモ独特の操作感覚と安定性を体験することは過不足なくできるでしょう。気になる? 実証実験の参加費は無料なのは嬉しいポイント。歩く速度から自転車レベルの速度まで、自分のペースで移動できるストリーモを体験したい人は、ぜひイベント会場に足を運んでみてはいかがでしょうか?