我が家のおチビさんたちが順調に?モーターサイクルキッズ化し始めた昨今、"初めてのちびっ子バイク" の次にどんなマシンを与えるか、が (もちろん今すぐではないにせよ) だんだんとアタマの痛い問題になってきます。パリっとしてるけどお高い現行新車?誰かのお下がりマシンで既存のワダチにハマって行く? "はじめの一歩" はもちろんですが、その先のセカンド・ステップの選択肢が充実すると、色々さらに面白くなりそうな気がするんですけどね。

雰囲気ある古風な見た目で中身はピリっと辛口仕様、とか子供には早過ぎ?

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。冒頭の写真は1970年代に発売されたホンダXR75・・・近世のXR/CRF100とか現代のCRF125Fなどという所謂 "軽量級ミニモト" の祖先にあたるマシンですが、当時アメリカのキッズ&ユース (今や立派な中高年?) にとってはこちらが "人生初めてのレースバイク" として与えられたケースも多いらしく、よく言えば懐古趣味的に、言い方によってはいい歳こいて?オトナになって改めて手に入れたこの手のマシンを持ち寄って競うクラスが、(モトクロスもフラットトラックも!) 各地のローカルレースでは結構さかんに開催されているようです。

見た目には思い切りノスタルジーしか感じないような牧歌的な雰囲気ながら、なかにはアルコール燃料使用でカリカリにチューニングした "悪魔の仕様" みたいな個体もしばしば存在するらしく、ちっこい外見ほどにはファニーなクラスでもなかったりするようです。ローカルレースで地味に?行われるクラスだけになかなか動画などにもお目にかかれませんが、日本人が想像する "ミニモトクラスの競争" よりうんと速いのはおそらく間違いありません。

軽量級ダートトラッカーのスタンダード、前後17インチより一回り小さいサイズ感なので、クラッチ操作さえできれば小学生くらいの子が乗るのにはピッタリな感じの大きさなのでは。格好いいけどちょっと王道狙い過ぎかな・・・?

現役トップランカーが借りて乗って今週各所で話題のハイブリッドミニ!

先日インディアナ州ロックポートの160m級ショートトラックで行われた "マッドドッグ・ナショナル" なる、小排気量なのにマッドドッグ = 狂犬の如くチューニングされたミニ・ダートトラッカーのレースにて、エステンソン・ヤマハMT-07を駆って現在AFTランキング3位を走る J.D.ビーチ 選手が乗った寄せ集め (もとい良いとこ取り) のマシンがこちらです。

クロスレシオで "ヒャク" より優れたホンダXR80系の腰下+150ccシリンダー+DOHC4バルブヘッドを組み合わせた手の込んだエンジン・・・外部スターター仕様でキックアームは取り外されている模様・・・を水冷ミニ・モトクロッサーCRF150Rの車体に搭載し、前後17インチのUSダンロップDT4を履かせた "全方位隙ナシ仕様" 。足回り硬め?DTXとしてはシート高め?な点も注目の1台です。

各所手が入っていてイチから素材を集めたらかなりのビッグプロジェクトになりそうですが・・・ウチのガレージの棚にあるものでだいたい同じようなマシンが作れちゃう気もするなぁ。来春の入学祝いにそろそろなにか用意してやらないとならないのかしら?うーん。まだしばらく、なんならあと5年くらいちびっ子バイク乗っててくれないでしょうか。いや無理だな・・・。

この週末は梅雨の切れ間?久々に両日気持ち良く晴れそうですね。
ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!