去る8月20〜21日にコンブレン=オー=ポンで開催された、トライアルGP(FIMトライアル世界選手権)のベルギーGP。サマーブレイク前までICE(内燃機関)搭載車の強力なライバルたちを相手に、唯一の電動トライアル車(エレクトリックモーション)でトライアル2のランキング10位を維持していたガエル・シャタヌは、ベルギーのセクションに苦戦しつつも、ランキングトップ10圏内に踏みとどまることに成功しました!

参加者38人中13位は素晴らしい成績です!

ベルギー東部、コンブレン=オー=ポンで開催された第4戦は採石場と、中世からの美しい街並みを見下ろす森林の中腹に設定されたセクションで行われました。観客のセクションまでのアクセスは良く、競技も観戦しやすい、とても観客に優しい大会と多くの人から評価されました。

しかし競技当日は晴れてはいるものの、湿度が高かったこともあり、ライダーの体力的には非常に厳しい、ライダーには優しくない大会ではあったようです。唯一の電動車であるエレクトリックモーションを駆るG.シャタヌが参加するトライアル2クラスは、38名ものライダーがエントリー。減点22の成績で優勝したのは、シーズン初勝利のジャンルカ・トゥアノール(ガスガス)でした。

2位はランキング2位のビリー・グリーン(スコルパ)。ランキング首位のソンドレ・ハーガ(ベータ)が3位という、表彰台の顔ぶれになりました。そして注目の・・・EMのG.シャタヌは、1周目・2周目で合計4度の減点5が響き、減点43で13位という結果に終わりました。

果敢にセクションをアタックする、EM=エレクトリックモーションのガエル・シャタヌ。

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次戦のフランスGP・トライアル2の、EM対ヤマハの"電動対決"が楽しみです!

ベルギーGPで貴重なシーズンポイント3点を獲得したG.シャタヌは、前戦ドイツGPまで維持していたトライアル2のランキング10位の座を守りました。

トライアル2ランキング10位を守ったG.シャタヌ(EM)。ちなみにG.シャタヌの間近でセクションをチェックしているのは、現在トライアルGPランキング9位のアニオル・ヘラベルト・ロウラ(ベータ)です。

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次戦・・・第5戦フランスGP(カオール)は8月27〜28日に開催されます。先日お伝えしたとおり、この大会にはヤマハ ファクトリー レーシング チームが最新の電動トライアル車「TY-E 2.0」を黒山健一選手に託して参戦します!

2019年以来となるヤマハの欧州参戦によりフランスGPトライアル2にて、フル参戦中のEMとヤマハの"電動車対決"が実現します。非常に注目度の高い一戦となるわけですが、電動車の両雄がICE搭載車のライバルたち相手にどんなパフォーマンスを披露してくれるか・・・楽しみですね!