7月22〜日の間、伊ミサノサーキットで4年ぶりに開催されたドゥカティファンのための大イベントWDW 2022(ワールド ドゥカティ ウィークエンド)には、8万人もの来場者が訪れて会場を盛り上げていました。そしてその会場内には、来年度からMotoEに実戦投入されるドゥカティ製電動ロードレーサー「V21L」の姿もありました。

4年ぶりの開催で、大いに盛り上がった第11回WDW!!

4年にわたり、Covid-19パンデミックの影響で開催中止が続いていたWDWですが、今年は無事に開催の運びとなり世界のドゥカティファンを喜ばせることになりました。世界84カ国から、ミサノの会場に集った参加者の数は3日間で8万人!! ドゥカティ公式クラブの参加数は235!! 久々のWDW開催に盛り上がったのは来場者たちだけでなく、会期3日間のドゥカティのソーシャルメディアが集めたインプレッションは、600万以上を記録したとのことです。

ミサノサーキットに設けられたWDW 2022の会場には、世界中から多くのドゥカティファンが集いました。

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WDWの人気コンテンツ・・・ドゥカティの契約ライダーたちがパニガーレV4およびV2に乗って競い合う「レノボ・レース・オブ・チャンピオンズ」は、公式YouTubeチャンネルと公式Facebookページのライブストリーミングで中継され、世界中から15万人以上のファンに視聴されました。なお気になる順位は、V4クラスはF.バニャイア、L.マリーニ、M.ベゼッキが、そしてV2クラスはF.カリカスロ、N.スピネッリ、M.コフラーの順で表彰台に登壇しました。

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Highlights | World Ducati Week 2022

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なにげに、一般公開はコレが世界初ではないでしょうか!?

レノボ・レース・オブ・チャンピオンズ、パニガーレV4 S試乗会、ビポスト仕様のMotoGPマシンの2人乗り体験試乗、スタントショー、ミサノからリッチョーネの街へのパレードランなど、盛りだくさんの企画がWDW 2022では実施されましたが、会場内の展示にはドゥカティが開発中のMotoE用マシン「V21L」の姿もありました。

先日、各スペックが公表されて話題となったMotoE用V21Lのプロトタイプが、WDW 2022にも登場。一般の人の目にその姿がさらされることになるのは、今回が初のことでしょう。

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その展示で非常に興味深いのは、V21Lの近くにアウディのEVである「e-tron ヴィジョン グランツーリスモ」が展示されていることでした。周知のとおり、フォルクスワーゲングループ傘下のブランドであるアウディは2012年にドゥカティを買収しており、V21Lの開発には同グループの豊富なEVおよび電動レーシングカー開発のノウハウが活用されています。

人気ゲームタイトル「グランツーリスモ」に登場する「バーチャル」なモデルを、「リアル」なものとして具現化したアウディ e-tron ヴィジョン グランツーリスモは、2018年4月に公表されました。なお製作期間は、わずか11ヶ月という短期間でした。そのカラーリングとグラフィックは、1989年に北米IMSA-GTOレースで活躍したアウディクワトロ90 IMSA GTOのそれをオマージュしたものです。

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前ひとつ、後ろに2つの電気モーターを搭載し、システム出力600kW(815馬力)を発生するe-tron ヴィジョン グランツーリスモは、アウディ伝統のクワトロ(全輪駆動)を採用。1,450kgの車体を、0〜100km/h・2.5秒というパフォーマンスで加速させる高性能EVです。

This is the story! | Audi e-tron Vision Gran Turismo

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WDW 2022のなかで、V21Lの扱いは脇役的なモノだったみたいですが、MotoEでV21Lが活躍する予定の2023年の同イベントでは、もっとV21Lへの注目度が向上するかもしれませんね? 個人的では人気企画の「レース・オブ・チャンピオンズ」のマシンに、V21Lを使ってもらって現役MotoGPライダーがどのように電動ロードレーサーを乗りこなすのか・・・を見てみたいです。