小型2EVである電動スクーターの、バッテリー交換プラットフォームの分野で成長著しい台湾のGogoroは、昨年の発表どおり今春・・・4月5日に米ナスダックに上場! そして7日に史上初の台湾にいながらの、オンライン形式でのオープニングベルを鳴らしました!

最近流行りのSPAC(特別買収目的会社)スキームで、IPO(新規株式公開)を達成!

2015年から台湾でバッテリー交換ステーションによるサービス提供を開始し、以降瞬く間に急成長を遂げて斯界のリーディングカンパニーとなったGogoroは、ついに4月5日にナスダック上場を果たしました。その前日の4日には、SPAC(特別買収目的会社)であるポーマ・グローバルとの合併を完了しており、合併後の新会社は少なくとも3億3,500万ドル≒418億3,279万円!の現金を調達するであろう・・・と予想されております。

昨年6月に提携した、台湾に本拠を置く多国籍電子機器受託製造企業のフォックスコン(Foxconn・鴻海科技集團)の支援、そして元合衆国副大統領のアル・ゴアなどの投資により、Gogoroは台湾企業として久々の米ナスダック上場を果たしました。

www.gogoro.com

Gogoroのティッカーシンボル(銘柄を識別するコード)は「GGR」、または「GGROW」が使われることになりました。なお初日5日(火)の株価は1株16ドルで始まり、最高値17.59ドル、最安値13.24ドル、そして終値14.02ドルでした。

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10年後にGogoroはどれだけ成長しているか・・・注目しましょう!

なお、今回の上場の話題としてもうひとつ注目されたのは、新規上場企業のセレモニーである「オープニングベル」を、米現地ではなく台湾から「オンライン形式」でGogoroが行ったことでした。IT時代、そしてCOVID-19パンデミック期ならでは「形式」にも思えますが、パンデミックが終息しない限りは今後もこの「形式」が定着するのかもしれませんね?

マイクの前に立つGogoro CEOのホレス・ルークを中心に、米ナスダック上場を祝って喜ぶスタッフたち。

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創業11年目で米ナスダック上場を果たし、評価額23.5億ドル≒2,580億円の企業に成長したGogoroは、インドではヒーロー・モトコープ、中国ではDCJ大長江集団とヤディア、そしてインドネシアではGotoグループと提携して、台湾以外のエリアでの市場開拓を進めています。

カーボンニュートラルに向けての重要な通過期間になるであろう2030年代には、世界各地で今よりもはるかに「電動化」が進んでいることが予想されますが、創業20年目を迎えたときのGogoroがどのような成長を遂げているのか・・・? 非常に気になります。

納斯達克上市敲鐘演說|陸學森 Horace Luke|Gogoro

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