スウェーデンの2輪EVブランドにCAKE(ケーキ)とプレミアムEVカーメーカーのポールスターが、「次」の時代のアーバンモビリティのための、EVのソリューションを公表しました。それは4輪と2輪のEVを使った便利で楽しい暮らし・・・のヴィジョンですが、その内容は実に合理的かつ現実的に思える提案ではないでしょうか?

CAKE最新のMakka(マッカ)と、ポールスター2の組み合わせ

2017年に設立されたスウェーデンのポールスターは、ボルボ・カーズとジーリー・ホールディング傘下の高級4輪EVブランドです。欧州、北米、中国などのグローバル市場で展開中のポールスターの主力製品である「ポールスター2」は、同社初のマスプロダクションされるピュアEVです。

「ポールスター2」は、4輪EV市場ではテスラ モデル3のライバルになるモデルです。

www.polestar.com

先日CAKEはコミューターモデルのÖsa=オサと、オフロードモデルのKalk=カルクに続き3番目のシリーズとしてアーバンモビリティに特化したMakka=マッカをリリースしました。

米国と欧州市場向けに、現在予約受付中のMakka=マッカ。車重は55kg(除くバッテリー)と軽量で、誰でも扱える電動モペッドというコンセプトで生まれたモデルです。

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CAKEとポールスターは、初の「エレクトリック・バンドル」として、ポールスター2とマッカの組み合わせを発売することを公表しました! ポールスター2のリアには、マッカを積載するためのマウントが与えられており、移動中にマッカに充電することが可能になっています。

トゥーバーにセットされるマウントの上に、積載されるマッカ。両車を接続するハーネスを見ることができますが、つまりこの状態でポールスター2からマッカに充電することができるのです!

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新しい都市交通のあり方に適合した、2輪EVと4輪EVの活かし方の提案・・・

世界の先進国のなかでは、比較的環境規制が緩い部類に入る日本ではピンと来ない話題かもしれませんが、現在欧州では都市部のクルマなどの乗り入れ可否がシビアな問題になっています。フランスのパリでは2024年までにディーゼル車、2030年までにはすべてのICE(内燃機関)車の使用を禁止する方針を打ち出しており、スペインのバルセロナも「スーペリアレス」と呼ばれる自動車乗り入れを禁止するエリアを、年々増加させています。

CAKEとポールスターのコラボ作は、これら大都市の自動車乗り入れ禁止という現在進行形の都市交通問題に呼応して考案された製品です。都市の端部までは4輪EVのポールスター2で移動し、駐車場で搭載する2輪EVのマッカを降ろし、都市内の移動の足にする・・・これは4輪EVと2輪EVの、それぞれの長所を最大限に活かした使い方と言えるでしょう。

トップボックスを装着したマッカ。このほかにも、ユーザーのさまざまな使い方に応じたオプションが設定されています。

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環境保護待ったなし!! とシリアスに各種対策を打ち出す欧州ならでは・・・と言える、これからの都市交通に対する提言的なCAKEとポールスターのコラボですが、2輪EVを運ぶ4輪EVから、2輪EVへの充電を可能にする・・・という構成は、2輪と4輪のEVを組み合わせて活用する際に、非常に有効なバッテリー・マネジメントのソリューションにも思えます。充電の煩わしさが4輪EVを充電しているときのみ、で済むわけですから・・・。

こちらのYouTube動画は、マッカをポールスター2と組み合わせて活用した場合の、その利便性をアピールするものです。ぜひご覧になってください。

Makka: the ultimate electric convenience machine

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