10年間のKTM電動オフロード技術の蓄積を活かして開発!
子供向けのオフロードバイクにも電動化の波が・・・! FREERIDE Eシリーズをリリースして、電動オフロードバイクという新ジャンルに力を入れているKTMが、キッズ用電動オフロードバイクのSX-E 5を発表したのは、2018年のEICMAの舞台でした。開発を担当したのは、米スーパークロスや世界モトクロスGPで活躍するKTMのモトクロッサー、SXシリーズ開発を統括する部門。キッズ向けではありますが、その作りは「本格」です。
日本でも購入可能! お子様の成長に合わせ、最低でも7年間使えます!?
KTMグループは現在、ハスクバーナ、ガスガスというオフロード界のビッグネーム2つを傘下に置いていますが、SX-E 5のバッジエンジニアリング的なモデルを、これら両ブランドからも販売しています。
なおこれら3モデルは、日本でも購入することが可能です。気になるオネダンは、車両本体価格、専用充電器、納車整備費用などで合計70万円超・・・。取扱はそれぞれのブランドの全店舗というわけではなく、各パイロット店舗のみとなります。
ICE(内燃機)車の同クラスのKTM 50 SXが41万1,000円で購入できるので、その価格差は30万円以上となりますが、電動で消耗しメンテナンスが必要なのは電気とチェーンとタイヤくらいで、ガソリンとオイルは当然気にしなくてOKです。
また電動車は車体を横倒しにしてトランスポーターに積んでも問題なく、オイルを使わないので掃除が楽というメリットもあります。成長の早い子供に適したバイクを用意するのは、頻繁な買い替えが必要だったりしますが、KTM/ハスクバーナ/ガスガスの電動モデルの場合、上手く運用すれば3〜10歳までの間で使えると作り手はうたっております。
もしかしたら将来は、電動車による各種オンロード&オフロード競技が当たり前になっているかも? そういう時代のエリートレーサー育成のためには、幼少時からこれら電動キッズバイクを体験させて、英才教育をしておくと良いのかもしれませんね?
KTM SX-E 50 主要諸元 (2022年型)
定格出力 2kW / 3,200rpm トルク 13.8 Nm 駆動バッテリー リチウムイオン 充電器電圧 80-240 V/50-60 Hz 充電入力 急速充電 5 A @ 230 V (AC) 充電電力 900 W 充電時間 100 % 70分 80% 45分 冷却装置 空冷式 電気モーター 48 V アウターローター付きBLDCモーター 6,000 rpm 最高出力 5 kW / 3,900 rpm
ブレーキ 前後 160mmディスク チェーン 1/2 x 3/16" フレーム ダブルクレードル セントラルチューブ サスペンション 前 XACT 35 WP アップサイドダウンフォーク 後 XACT WP モノショック シート高 665mmステアリングヘッドアングル 66度 サスペンショントラベル 前 205mm 後 185mm