レース1に続きカワサキが1-2!! ジョナサン・レイが通算101勝目!
5月22日(土)のレース1は気温20度、路面温度38度という良コンディションでしたが、23日(日)の10周の超スプリント方式のスーパーポールレースは、気温12度、路面温度18度・・・のウェットコンディションでの戦いとなりました。
ホールショットを奪ったのは、ドゥカティのスコット・レディング! しかし雨の降りが強くなかったため、2周目半ばでレインタイヤを選択していたレディングは、インターミディエイトを選択するライバル・・・カワサキのジョナサン・レイとアレックス・ロウズにパスされることになりました。
3位にはヤマハのギャレット・ガーロフが入り表彰台を獲得。ガーロフのチームメイトで、レース1は14位だった野左根航汰は9位となり、自身初のSBKトップ10入りのリザルトを残しました。
SBK2021 R1 アラゴン スーパーポールレース
1 J.レイ Kawasaki GBR 19'47.979
2 A.ロウズ Kawasaki GBR 3.506
3 G.ガーロフ Yamaha USA 5.051
4 C.デイビス Ducati GBR 8.908
5 M.ファン・デル・マーク BMW NED 10.175
6 T.ラズガットリオグル Yamaha TUR 29.342
タイヤのギャンブルにかけたS.レディングが、レース2を制す!
レース2も気温11度、路面温度19度のウェットコンディションで、雨はやんだものの路面は濡れているというタイヤ選択が難しいレースになりました。再び雨が降り出してもおかしくない状況で、タイヤのギャンブルにかけたのはスーパーポールレースで序盤1位から8位に沈み、苦汁を嘗めたS.レディング(ドゥカティ)でした。
当初レディングは、インターミディエイトタイヤを装着してグリッドにつきましたが、スタート直前になって、ただひとりフロントとリアの両方にスリックタイヤを装着することを決めました。このギャンブルは結果から言えば大成功で、レディングは最初の6周で7つポジションを挽回。7周目にはトップに立ち、最終的にJ.レイ(カワサキ)に10秒近い差をつけ、独走でシーズン初優勝を決めました。
スコット・レディング
「大きなリスクを冒したのは事実だ。しかしキャリアの中で、インターミディエイト・タイヤには2度裏切られたことがあり、それはいずれも素晴らしい結果を得ようとしたときだった。そのため、迷わずチームにスリックタイヤの装着をお願いした。最初の数ラップはミスをしないようにしたが、その後トップに立つのは難しいことではなかった。確かに、他のライダーたちバトルして勝ちたかったが、今週末に起こったことを考えると、重要な成功であることに変わりはないだろう。
次戦エストリルラウンドは、今週末の5月28〜30日に行われます。開幕戦アラゴンではKRTの両雄、J.レイとA.ロウズの好調ぶりが目立ちましたが、次戦はどのような展開になるのか? 楽しみです!
SBK2021 R1 アラゴン レース2
1 S.レディング Ducati GBR 34'19.394
2 J.レイ Kawasaki GBR 9.856
3 A.ロウズ Kawasaki GBR 10.434
4 T.サイクス BMW GBR 12.094
5 M.ファン・デル・マーク BMW NED 16.234
6 T.ラズガットリオグル Yamaha TUR 20.191
SBK2021 ランキング ※5月23日現在
1 J.レイ Kawasaki 57
2 A.ロウズ Kawasaki 45
3 S.レディング Ducati 40
4 T.ラズガットリオグル Yamaha 30
5 T.サイクス BMW 23
6 G.ガーロフ Yamaha 23