MotoGP第4戦スペインGPの舞台ヘレスサーキットで、今シーズンのMotoEワールドカップは開幕しました。注目の初戦は決勝スケジュール変更や予選上位の脱落など、波乱の幕開けとなったみたいです!?

急遽、決勝のスケジュールが変更に・・・

現地時間5月2日の決勝は、Moto2クラスのウォームアップ走行での赤旗の影響を受け、開始時間が午前の10時5分から午後の3時30分に変更されることになりました。当初の予定・・・午前中の決勝を想定していた各チームと各ライダーは、路面温度など午後のコンディションに合わせたアジャストを強いられることになりました。

8周の決勝、まず序盤2周目で予選2位のルーカス・トゥロビッチと予選3位のフェルミン・アルデゲールがターン6で両者接触転倒! そして予選首位のエリック・グラナドが先頭走行中の4周目に転倒と、予選トップ3が脱落するという波乱の展開となりました!

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そんな展開の中、見事開幕戦を勝利したのはOcto プラマック MotoEから参戦する予選5位のアレッサンドロ・ザッコーネ。MotoE参戦2年目のイタリア人ライダーにとって、嬉しいMotoE初優勝となりました。

2016年カワサキ、2017年MVアグスタで世界スーパースポーツ選手権に参戦したA.ザッコーネは、2020年からMotoEに参戦。参戦初年度は最高5位でランキング12位でしたが、今年は幸先良く開幕戦で優勝しました。

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日本の大久保光は、初のMotoEの戦いで7位完走

2位に入ったのはドミニク・エガータ。3位は昨シーズンMotoE王者のジョルディ・トーレスが入賞。今年からルーキーとして参戦した大久保光は、周りで発生した多数のクラッシュにも集中力を削がれることなく、MotoEデビュー戦を7位でフィニッシュしました。

決勝スタート時間の変更、そして周囲で起った転倒など、難しいシチュエーションのデビュー戦を走り抜いた大久保光。

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次戦のMotoEワールドカップは、5月14日から16日までMotoGPのフランスGPが開催されるルマンで行われます。新しいウィナーが生まれるか? A.ザッコーネの連覇があるのか? 注目しましょう!

FIM MotoE World Cup 2021 第1戦スペイン 決勝
1. A.ザッコーネ Octo Pramac MotoE 14:33.776
2. D.エガータ Dynavolt Intact GP +0.419
3. J.トーレス Pons Racing 40 +0.614
4. M. カサデイOngetta SIC58 Squadracorse +4.273
5. M.ポンス LCR E-Team +6.105
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7. 大久保光 Avant Ajo MotoE +8.574

FIM MotoE World Cup 2021ランキング ※5月2日現在
1. A.ザッコーネ 25 points
2. D.エガータ 20 points
3. J.トーレス 16 points
4. M. カサデイ 13 points
5. M.ポンス 11 points
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7. 大久保光 9 points