少なくとも昭和のバイク乗りのほとんどは憧れでいたんではないでしょうか?
オートバイにまたがるということは、腰のベルトに風を当てること、ベルトの風車を回して変身することだったはずです!
我らのヒーロー、仮面ライダーは1971年4月3日に誕生しました。そう、今日2021年4月3日は仮面ライダー誕生からちょうど50周年の記念すべき1日なのです!

©石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

生誕50周年特別企画が進行中!

昭和、平成、令和と、時代を駆け抜けて日本中の子供たちを熱狂させ続ける不朽のヒーロー、仮面ライダー。

時代の潮流に合わせて、制作方針やライダーあるいは登場キャラクターの性格や雰囲気はいろいろ変わってはきているのでしょうが、悪の組織に立ち向かう孤高のヒーローの姿に変わりはないはず。
そもそも(大人になると)ライダーって英語でバイク乗りってことじゃん!と突っ込む輩がでてくるものですが(それを言ったら、ウルトラマンだってスーパーマンだって"すごい男"みたいな意味になっちゃうし、スパイダーマンなんてクモ男、仮面ライダーシリーズの最初の怪人と同じじゃん!てなことになっちゃいますな)、ぼくたちにとっては幾つになろうがライダーはライダーなんですよ、ほんとに。

プリキュアに憧れる女の子と同じような感じかな、ウルトラマン派とライダー派は、ある意味犬派と猫派みたいに男の子の間に派閥を作っちゃうかもってくらい、身近で重要な存在なんです。

バイク乗りの永遠の憧れ

ちなみに、仮面ライダーがなぜバイクに乗るかっていうと、一号ライダーこと本郷猛(藤岡弘、さん、マジかっこよかったっす)がもともとバイク乗りだってことに由来します。まあ、今もそうかもしれないですけど、バイクってちょいワルというか不良のお兄さんの乗り物のように思われがちだったので、絶対正義みたいなウルトラマンに対して少し影のあるヒーローを作りたかったのかもしれないですね。(ちなみに同じく絶対正義的なスーパーマンに対してバットマンは影ありありですから、似たようなポジショニングかもです)
さらに、一号ライダーは悪の組織ショッカーに拉致されて、洗脳手術を受ける前に逃亡した改造人間という設定で、改造人間としての姿に変身するために必要なエネルギーを得るために、腰につけた変身ベルトの風車を回転させないとならないんです。そのため、バイクでスピードを出して、風圧でベルトの風車を回して変身する、という理屈になっています。(ちなみに一号ライダーはバッタの遺伝子を組み込んだ"バッタ人間"ですからジャンプ力が半端ない)

悪い奴らの仲間になるところを逃げ出して、彼らによって身についた能力を活かして悪い奴らと戦う。最新ライダー達がどんな設定になっているかはちょっとわかりませんが、多くのオートバイ好きにとっては、仮面ライダーはバイクに乗ってこそだし、見た目はちょっと悪そうだけど、実は心優しく困っている人がいたら見過ごせない正義の人、そんな"昭和"の不良少年を体現した存在だったんです。

令和のいまは、「鬼滅の刃」の炭治郎くんや煉獄さんのように見たまんまの熱くて優しいヒーローや、「ワンピース」のルフィのように仲間を大事にする社交性の高い陽気なヒーローの時代なのかもしれませんが、永遠の不良少年でいたい多くのバイク乗りにとっては、初期の仮面ライダーが持つ、ちょっとした暗さや影はいつまでも無くしてほしくないなあと思ったりします。(令和ライダーはどうなんだろう??)

ともあれ、仮面ライダー生誕50周年おめでとうございます。次の50年=100周年に向けて心のスロットル全開でお願いします!

関係ないけど、東映の社長(2021年4月現在)、手塚治さんとおっしゃるんですねえ。あの神様のご親戚??と思いきや、単なる偶然でなんの繋がりもないとのこと。いやあ、なんかすごいです

「新世紀エヴァンゲリオン」で超有名な、あの庵野秀明監督による、『シン・仮面ライダー』2023年公開予定!

https://shin-kamen-rider.jp

『シン・仮面ライダー』超特報

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