束の間の休息のレストデイ明けのステージ7、このルートで素晴らしいパフォーマンスを発揮し、ステージ優勝したのは2020年大会王者のリッキー・ブラベックでした。そして2位にはホセ・イグナシオ・コルネホが入り、ホンダ勢が見事1-2フィニッシュを達成しています!
2日間のマラソンステージのはじまり
1月10日のステージ7(737km)と11日のステージ8(709km)は、他者によるサービスを受けることができず、ライダー自身でマシンをメンテしないといけない"マラソンステージ"として設定されています。
中盤の勝負どころであるステージ7、ここまでヤマハ勢では一番好成績だったロス・ブランチですが、31km時点のクラッシュを喫しドライブチェーンが外れるなどヤマハWR450Fラリーにダメージを与えてしまいました・・・。
総合首位につけていたトビー・プライス(KTM)は、ウェイポイント7までリードを保っていましたが、その後R.ブラベックがリーダーの座を奪取! 前半戦は流れが悪く成績が低迷していた前大会王者のブラベックですが、ステージ7では輝きを取り戻し見事今大会2度目のステージ優勝を記録。彼にとっては幸先の良い、後半戦スタートとなりました。
ブラベックから2分7秒遅れでステージ2位になったホセ・イグナシオ・コルネホは総合首位に浮上しましたが、総合2位のT.プライスとの差はわずか1秒!! という僅差です。そして総合3位のサム・サンダーランド(KTM)とは2分11秒差、4位グザヴィエ・ド・スルトレ(ハスクバーナ)とは2分34秒差・・・まだまだ僅差の総合優勝争いが続いています。
ステージ3位はプライベーターのスカイラー・ハウズ(KTM)。そして同4位・5位にはKTMファクトリーのS.サンダーランドとダニエル・サンダースが続いています。総合ランキングでは5位にケビン・ベナバイズ、同6位にはホアン・バレダが続き、HRC=ホンダ・レーシングの4名は全員が総合トップ10に入るという好成績ぶりでした。