1月8日のステージ6は、レストデイ前の最後の戦いです。この大事なステージを勝利したのは、HRC=ホンダ・レーシングのホアン・バレダでした。この勝利でバレダはキャリア通算ステージ優勝27回となり、同じスペインの英雄であるジョルディ・アルカロンのステージ優勝記録に並びました!

ステージ5が過酷だったので、ステージ6は100km短縮に・・・

今大会屈指の難コース・・・と言われていたステージ5は、その予想どおり多くの参加者が走破するのに苦労することになりました。その結果を受けて、主催者はライダーとクルーの出発を90分ほど遅らせるとともに、ステージ6の距離を100km短縮しました。

しかし総走行距離が618kmに減ったとはいえ、スペシャルステージの難易度自体が軽減されるわけではありません。砂漠が主というこのルートで、好パフォーマンスを発揮したJ.バレダ(ホンダ)は、全ウェイポイントを1位か2位で通過し、今大会3度目となるステージ優勝を達成しました!

キャリア通算27度目!! となるステージ優勝を決めたJ.バレダ(ホンダ)。

honda.racing

2位ロス・ブランチ(ヤマハ)はわずか13秒差!! 3位ダニエル・サンダース(KTM)は53秒差という僅差。そして4位には2020年王者のリッキー・ブラベック(ホンダ)が入り、総合で首位との差を19分56秒(13位)まで縮めました。

総合首位にはT.プライス(KTM)が浮上!! 残り6日間の攻防に注目しましょう!

総合首位に上がったのは、ステージ6で7位だったトビー・プライス(KTM)でした。2分台の差で2位、3位に続くのは、ホンダ勢のケビン・ベナバイズとホセ・イグナシオ・コルネホ。総合4位のR.ブランチと5位のグザヴィエ・ド・シルドレ(ハスクバーナ)はともに首位からの差が3分台。総合7位のJ.バレダまで首位と10分以内の差で、まだまだ残りの6日間の結果次第で、誰が勝つかわからない展開です。

ステージ3で24位に沈むなど、調子が上がらない全大会王者のR.ブラベック(ホンダ)。ステージ6では4位で、前半戦の最後を好成績でまとめました。

honda.racing

1月9日のレストデイを挟み、1月10日のステージ7から戦いは再開されます。1月15日にゴールのジッダで栄冠を掴むのは誰になるのか・・・後半戦のダカールラリーを楽しみましょう!

#DAKAR2021 - Stage 6 - Al Qaisumah / Ha’il - Bike/Quad Highlights

youtu.be