1980年代より2輪メーカーとしての活動を始め、トライアルやエンデューロなどオフロード業界を中心に活躍してきたガスガスが、2021年よりロードレースの分野(Moto3)に挑戦することを公表しました!

オフロードバイク界での名声を誇るスペインのメーカー

ナルシス・カサスとジョゼップ・ピベルナットが創業した、スペインのカタルーニャを本拠とするガスガスは、そもそも1973年にトライアル界に2ストローク革命を起こしたブルタコの代理店がそのルーツです。1979年にブルタコが財政危機に瀕してからは、同社はイタリアのSWM車のインポーターとして活動。そして1985年から、独自のトライアルバイクの製造販売をガスガスブランドで開始。なおガスガスとは、スペインで全開!! 的な意味の言葉です。

ジョルディ・タレスによる世界トライアル選手権3連覇(1993〜1995年)、アダム・ラガの2連覇(2005、2006年)などのトライアルでの業績に加え、エンデューロやラリーの世界でも活躍しているガスガスですが、昨2019年よりKTMグループの傘下におさまり今に至っています。

2007年の世界トライアル選手権開幕戦で、ガスガスを操るA.ラガ。

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タッグを組むのは、スペインの名門アスパル・チームです

これまでの業績から、オフロードファンでガスガスを知らない人はいないくらい、その名声は世界的に広まっていますが、2021年からのロードレース・・・MotoGPのMoto3クラスへの挑戦は、ガスガスの名をより幅広い層に知らしめることが、その目的のひとつでしょう。

来シーズンにガスガスと組むのは、2020年シーズンをKTMで戦ったアスパル・チームです。マネージャーはレジェンドライダーのホルヘ・マルチネス。起用するライダーは、セルジオ・ガルシアとイサン・グエバラ。オール・スパニッシュ体制といえる陣容です。

2021年からMoto3に参戦開始する、ガスガスRC250GP。なおこれはCGによるイメージ画像であり、実車を撮影したものではありません。

www.gasgas.com

使用するマシン・・・ガスガスRC250GPの詳細は明らかになっていませんが、KTMが2013年に傘下におさめたハスクバーナが、FR250GPの名前をつけたKTMのマシンでMoto3に参戦した過去の例を考えると、ガスガスのMoto3マシンもいわゆるバッジエンジニアリング的な車両なのでしょう。

来年のMotoGPの注目ポイントのひとつとして、Moto3クラスでのガスガスの活躍に期待しましょう!