8月16日決勝のオーストリアGPは、大クラッシュを原因とする赤旗中断など荒れた展開となりましたが、予選4位スタートのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が見事優勝しました! 2021年シーズンはドゥカティと契約更新しないことを表明したドヴィツィオーゾですが、これって例の「法則」が発動したってことですかね?

ヤマハワークスの両名を襲った危険なアクシデント!

土曜日の予選はマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がポールポジションタイムを記録。そして迎えた決勝では、なんと9周目にヨハン・ザルコ(ドゥカティ)とフランコ・モルビデリが大転倒! 両者のマシンは勢いよく第3コーナーを突っ切る! という大アクシデントとなりました。

そのタイミングでコースを走行していたのは、ヤマハワークスの両者・・・バレンティーノ・ロッシとビニャーレスでしたが、運良くザルコとモルビデリのマシンにぶつかることはなく、かろうじて何を逃れました・・・。

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ドゥカティの50勝目をゲットしたドヴィツィオーゾ!

幸い重篤な怪我人が出ることのなかったこの事故により、赤旗が提示されレースは中断。8周目の順位でグリッドが決まり、20周のレースが再開されることに・・・。再開されたレース序盤では、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、ドヴィツィオーゾ、そしてスズキのアレックス・リンスとジョアン・ミル、KTMのポル・エスパルガロが上位陣を形成。

10周目に2位に浮上するものの、A.リンスは転倒で脱落。そして真っ先にチェッカーを受けたのは、10周目から首位に立ったドヴィツィオーゾでした! 2003年からデスモセディチをMotoGPクラスに投入したドゥカティにとって、ドヴィツィオーゾの今シーズン初勝利は記念すべき50勝目となりました! なお2位は初表彰台となるJ.ミル。3位はJ.ミラーという結果になっています。

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思い出されるのは2018年・・・!?

ドゥカティ側、ドヴィツィオーゾ側がともにオーストリアGPの最中にもかかわらず、2021年に契約を更新しないことを発表したのは大きなニュースになりましたが、そんな状況でのドヴィツィオーゾの勝利は2018年の出来事を思い出させます・・・。

2017年からドゥカティは、ヤマハで3度MotoGP王者に輝いた実力者、ホルヘ・ロレンソを2年間起用しました。しかし、2017年のロレンソはデスモセディチにフィットできず年間ランキング7位という振るわない成績に終わりました。

そして2018年、シーズン序盤からドゥカティは不振のロレンソを放出するのでは・・・というウワサが流れ出すことになりました。そんな最中の第6戦イタリアGP、なんとロレンソは見事にドゥカティでの初優勝を記録! その後、来シーズンからマルク・マルケスのチームメイトとして、レプソル・ホンダ・チームへの移籍を発表! そしてカタルニアGPでも連勝を記録するという活躍をみせました。

ドゥカティワークスからの放出がウワサされる or 決まると、そのライダーは大活躍する・・・のはロレンソの例くらいで、これを法則と呼ぶのはちょっと無理があるのかもしれません。しかし、今回のドヴィツィオーゾの活躍は、これがこれからは法則になるのかも、と思わせるデジャブぶりです?

この勝利でランキング2位に浮上したドヴィツィオーゾが、その勢いを維持してチャンピオン争いに絡むのか? それとも今回8位に沈んだランキング首位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が復調するのか? はたまた9月から復帰予定のM.マルケス(ホンダ)の逆襲があるのか? 今年のMotoGPクラスから、目が離せませんね!

MotoGP2020 オーストリアGP 決勝
1 A.ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati 28’20.853
2 J.ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1.377
3 J.ミラー Pramac Racing Ducati 1.549
4 B.ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 5.526
5 V.ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 5.837
6 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 6.403

MotoGP2020 ランキング ※8月16日時点
1 F.クアルタラロ Yamaha 67
2 A.ドビツィオーゾ Ducati 56
3 M.ビニャーレス Yamaha 48
4 B.ビンダー KTM 41
5 V.ロッシ Yamaha 38
6 中上貴晶 Honda 37