COVID-19感染拡大の影響で、開幕が大きく遅れることになった今年のMFJ全日本ロードレース選手権シリーズですが、来る8月9日・10日にスポーツランドSUGO(宮城)で開催される開幕戦のJSB1000クラスに、ヨシムラがスポット参戦することを公表しました!

秋の"鈴鹿8耐"に向けて!!

そもそも今シーズン、ヨシムラは全日本選手権には参戦せず、鈴鹿8耐をメインにレース活動を行う予定でした。しかし周知のとおり、COVID-19感染拡大の影響で今年の鈴鹿8耐は当初予定していた7月19日決勝・・・では行うことができず、異例の秋開催!! 10月30日・11月1日に行われることになりました。

そこでヨシムラは約9ヶ月ぶりとなる実戦参加の場として、8月9・10日にスポーツランドSUGOで開催される「MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 スーパーバイクレース in SUGO」を選びました。参戦クラスは国内最高峰ロードレースであるJSB1000クラスで、スズキGSX-R1000をエースの渡辺一樹に託します。

ヨシムラスズキMOTULレーシングから、2020年全日本開幕戦SUGOにスポット参戦する渡辺一樹。昨シーズンはJSB1000で年間5位、鈴鹿8耐5位に入賞した実力者です。

www.yoshimura-jp.com

加藤 陽平 監督
2020年の全日本ロードレース選手権の実質開幕戦となる菅生に参戦する事を発表出来て、非常に嬉しいです。約9か月と言う長いブランクからのレース再開となりますが、ライダーにとってはライディング及び、レースに於ける感覚を取り戻すのは並大抵の事では無く、 また、チームにとってもチームワークを取り戻す事は簡単ではないでしょう。しかしながら、この間もライダーはトレーニングに、チームはマシン改善に努力を続けて来ました。その成果を発揮する場所として全日本選手権に参戦し、皆様にお会いできる事も楽しみにしております。
今回の参戦も鈴鹿8耐に向けたマシン開発の一環と捉え、色々と制約のある中での実戦となりますが、まずは表彰台を目指して行きたいと思います! 応援宜しくお願い致します。

渡辺 一樹
まず新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔み申し上げますとともに、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。また、感染拡大の防止にご尽力されている医療関係者をはじめとした多くの皆さまに心から感謝申し上げます。モータースポーツも計り知れない影響を受けながらも、複雑な心境もある中こうしてレース活動の報告ができることを喜ばしくも思います。
今回チームとしては、開発テストの一貫としての参戦という形になりますが、ライダーとしてやるべき事は大きく変わる事はありません。常にベストを尽くし、最大限の結果に向けて猛進して行きたいと思います。モータースポーツにとっての静寂がいつもよりも長い2020年。短くなってしまったシーズンですが、今回のレースで少しでも皆様の気持ちを明るくできるようなニュースを届けられるように頑張ります。 応援よろしくお願い致します。

なお、今年の全日本は全4戦が開催予定です!!

8月、ようやく開幕する今年の全日本ですが、続く第2戦の岡山国際サーキットは9月5日・6日、第3戦オートポリスサーキットは9月19日・20日、そして最終戦ツインリンクもてぎは10月17日・18日に行われる予定です。

わずか4戦、そして約3ヶ月という短期間で全日本タイトルを競うという異例のシーズンとなりますが、全日本のタイトルが決まった日の約2週間後に、鈴鹿8耐になるわけです。最近は再び日本国内もCOVID-19感染が再拡大しておりますが、無事に鈴鹿8耐までのスケジュールが消化されることを祈りたいですね。

なおヨシムラは本日・・・7月28日(火)からの公開テストにも参加予定です。今年初の国内ロードレースのビッグ&メジャーイベントとなる、週末のスポーツランドSUGO開幕戦に注目しましょう!