5月31日から無観客・同一会場という変則的なスタイルで再開したAMAスーパークロスの最終戦が、現地時間6月21日に行われました。ソルトレイクシティでの7連戦で競われたシーズン後半戦ですが、450SXランキング3位で最終戦にのぞんだチームホンダHRCのケン・ロクスンは、有終の美を飾ることができたのでしょうか?
まずは450SXのダイジェストのオンボード映像を、ご覧ください!
惜しくもランキング3位で、ホンダのタイトル奪還はならず・・・一方、日本のモトクロスファン的には、"超"明るい話題も・・・!?
なお最終戦は、ザック・オズボーン、ジェイソン・アンダーソン、ディーン・ウィルソンの順で表彰台を獲得。ハスクバーナライダーの1-2-3という結果に終わりました。
1周目の転倒後必死で挽回を図ったロクスンですが、7位に入るのが精一杯でした。このレースでタイトル争いのメンバーのひとりだったC.ウェブはスタート直後に転倒(8位)し、ランキング首位のE.トーマックはスタートは悪かったものの冷静に走り切って5位でゴール。見事自身初のスーパークロスタイトルを獲得しました。
COVID-19感染拡大で波乱となった2020年AMAスーパークロスは終わりましたが、ロクスンはウェブに次ぐランキング3位、ロクスンのチームメイトのジャスティン・ブレイトンはランキング10位ということに・・・。
ホンダファンとしては、久々のスーパークロス最高峰クラスのタイトル奪還という悲願が果たせず残念でしたが、ガイコホンダ所属で今年よりAMAスーパークロスのデビューシーズンを過ごした下田丈が250SX最終戦メインイベントで8位に入り、この年の250SX EASTランキング3位を獲得! さらに2020年度の250SXルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得という快挙を成し遂げました!
スーパークロスを終えて、これからアメリカのモトクロス界はアウトドアイベントのシーズンに入ります。アウトドアイベントでのホンダライダーたちの活躍にも期待しましょう!