5月31日から無観客・同一会場という変則的なスタイルで再開したAMAスーパークロスの最終戦が、現地時間6月21日に行われました。ソルトレイクシティでの7連戦で競われたシーズン後半戦ですが、450SXランキング3位で最終戦にのぞんだチームホンダHRCのケン・ロクスンは、有終の美を飾ることができたのでしょうか?

まずは450SXのダイジェストのオンボード映像を、ご覧ください!

第16戦ソルトレイクシティ6では、ライバルのクーパー・ウェブ(KTM)が優勝、イーライ・トーマック(カワサキ)が2位・・・そしてケン・ロクスンは4位と表彰台を逃す結果に・・・。ランキングは首位トーマック366点、ウェブ344点、ロクスン338点という状況で、最終第17戦ソルトレイクシティ7を迎えることに・・・。

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まずまずのスタートを切ったロクスン。やがて2位に上がり首位浮上をうかがいますが・・・。

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なんと最初の周で痛恨の転倒! すぐにレースに復帰しますが・・・。

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はたしてロクスンは、どこまで順位を回復することができるのか・・・!

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GoPro: Ken Roczen - 2020 Monster Energy Supercross - 450 Main Event Highlights - Salt Lake City 7

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惜しくもランキング3位で、ホンダのタイトル奪還はならず・・・一方、日本のモトクロスファン的には、"超"明るい話題も・・・!?

なお最終戦は、ザック・オズボーン、ジェイソン・アンダーソン、ディーン・ウィルソンの順で表彰台を獲得。ハスクバーナライダーの1-2-3という結果に終わりました。

1周目の転倒後必死で挽回を図ったロクスンですが、7位に入るのが精一杯でした。このレースでタイトル争いのメンバーのひとりだったC.ウェブはスタート直後に転倒(8位)し、ランキング首位のE.トーマックはスタートは悪かったものの冷静に走り切って5位でゴール。見事自身初のスーパークロスタイトルを獲得しました。

COVID-19感染拡大で波乱となった2020年AMAスーパークロスは終わりましたが、ロクスンはウェブに次ぐランキング3位、ロクスンのチームメイトのジャスティン・ブレイトンはランキング10位ということに・・・。

ホンダファンとしては、久々のスーパークロス最高峰クラスのタイトル奪還という悲願が果たせず残念でしたが、ガイコホンダ所属で今年よりAMAスーパークロスのデビューシーズンを過ごした下田丈が250SX最終戦メインイベントで8位に入り、この年の250SX EASTランキング3位を獲得! さらに2020年度の250SXルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得という快挙を成し遂げました!

AMAスーパークロスのルーキー・オブ・ザ・イヤーを日本人として初めて受賞した下田丈。2002年に三重県鈴鹿市に生まれた彼は、アメリカに拠点を移して彼の地で着実にトップライダーとしての実績を積み上げ、今年AMAスーパークロスデビューを果たしました。日本モトクロス界の期待の星のひとりです。

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JO SHIMODA | Japanese Pro Making His Mark in American Supercross

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スーパークロスを終えて、これからアメリカのモトクロス界はアウトドアイベントのシーズンに入ります。アウトドアイベントでのホンダライダーたちの活躍にも期待しましょう!