世界的なCOVID-19感染拡大により、2020年シーズンのMotoGPクラスは未だ開幕していません。しかし本格的な夏の訪れの前に次のシーズンに向けての、移籍の話題が盛り上がるのは例年どおりのようです・・・・。そんな移籍の話題で今最も注目されているのが、現在KTMのエースであるポル・エスパルガロの"来シーズン"について、でしょうね・・・。

兄アレイシは2022年まで契約延長!

30歳とベテランの域に入ったスペイン人ライダーであるアレイシ・エスパルガロは、2017年からアプリリアのワークスライダーとなり、2020年シーズンで4年目を迎えています。ライバルたちのマシンに比べると、未だ戦闘力的には発展途上であるアプリリアRS-GPですが、その開発のためにはアレイシは欠かせないピースであると、アプリリアは考えているのでしょう。

アレイシ・エスパルガロ選手
この契約更改にとても満足しています。これまでの4年を評価して貰ったことはとても重要です。apriliaは僕にとってもう第2の家族みたいなものですしね。今年のRS-GPはテストでもとても調子が良かったですし、チームと合流してこのプロジェクトを進めていく事が待ち遠しくて仕方ありません。

マッシモ・リヴォラ(CEO aprilia racing)
アレイシとの契約を更改できた事をとてもうれしく思います。ライダーが入れ替り立ち替りするこのmotoGP業界で、彼の能力は不可欠です。初めてのMotoGPでの勝利はそう遠くないでしょう。

来年2021年、そしてその次の2022年も、アプリリアとともにMotoGPクラスを戦うことになったA.エスパルガロ。アプリリアRS-GPでの過去3年での最高位は3度の6位ですが、まず今年は、初の表彰台登壇を期待したいですね。

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一方・・・アレイシの弟のポルは、レプソル・ホンダに加入・・・か!?

アレイシの契約延長の話題以上に、今ロードレース系メディアの話題の的となっているのが、アレイシの弟であるポル・エスパルガロの動向です。今年28歳の元Moto2クラス王者であるポルは、2017年からKTMのワークスライダーとしてMotoGPクラスを戦っています。

2013年にカレックスを駆りMoto2王者となったP.エスパルガロは、ヤマハTECH3のライダーとして2014〜2016年のMotoGPクラスに参戦。2017年からはKTMに移籍し、2018年最終戦バレンシアGPにて、KTM初のMotoGPクラスの表彰台獲得(3位)を成し遂げています。

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そんなポルですが、今年の6月になってから盛んにMotoGPクラス王者であるマルク・マルケスのパートナーとして、レプソル・ホンダに2021年から加入するのでは・・・というウワサが流れるようになりました!

一説にはすでにポルとホンダは概ね合意に至っていて、あとは正式発表を待つだけ・・・とも報じられていますが・・・(※日本時間6月10日正午現在)。もしもそうなった場合、2020年シーズンのレプソル・ホンダのシートを得ているマルク・マルケスの弟・・・アレックスは2021年どこに収まるのか?

2019年シーズンを戦ったホルヘ・ロレンソに代わり、レプソル・ホンダの2020年のシートを得たアレックス・マルケスですが、その2021年シーズンは・・・? ともあれ、偉大な兄であるマルクのチームメイトとして2020年シーズンにどのような走りを披露するのか・・・気になります!

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ポルのレプソル・ホンダへの移籍話は、今年限りで契約が終わるカル・クラッチローがLCRホンダから離脱し、そこにアレックスが移籍するという話もセットとなって報じられていますが・・・いずれ事の詳細は明らかになるでしょうから・・・注目しましょう!