Jeepが毎年開催している「Jeep Real Photo Contest」は、日本全国のJeepオーナーが愛車と“本気で楽しむ瞬間”を収めた写真を募集している。昨年に引き続き、我々ロレンスもタッグを組み、優秀作品として選ばれた8名の方々へインタビューを実施。オーナーのみなさまのリアルなライフスタイルを追った。本企画の第7弾は、Compassで第2のJeepライフを送る石川さんだ。
忘れられないJeepとの出会い
石川さんとJeepとの出会いは、まさに衝撃そのもの。高校1年生のとき、三菱・ジープ(J-54)を運転しながら海辺の道を颯爽と通り過ぎた女性を見た瞬間、そのあまりのカッコよさに言葉を失ったという。
オリーブドラドの車体で、幌はオープン。運転していたのはかなり年配の女性で、おばあちゃんと言ってもいいくらい。日焼けした顔にショートカット、タンクトップにジーパンを履いたその姿に圧倒された。と同時に猛烈な憧れを抱いたそう。
どうしてもその車が欲しくて、免許を取る前に知り合いのつてをたどり、ホワイトのJ-54を譲り受けた。
晴れて免許も取得し、毎日のように乗り回す。夏の暑い日、オープンにして海に行くのが好きで、荷台にカセットデッキを置いて、水着のまま家からビーチまで走って行く。
三菱・ジープは22歳になるまで乗ったが、「その頃の友人たちは今でも街でジープを見かけると私のことを思い出してくれるそうです」と笑顔で話してくれた。
ワインレッドのCompassに一目惚れ
24歳で結婚し、しばらくはご主人が所有していた2シーターのオープンカーに乗っていたが、子どもが生まれたこともあって大きなクルマが必要となった。石川さんは以前乗っていたJeepが忘れられず、半年ほど時間をかけてご主人を説得。さっそく高松のディーラーにクルマを見に行くと、並んでいたCompassに釘付けに。
ワインレッドのボディにシルバーのグリル、このクルマしかない!一目惚れから契約までは即断だった。
納車まで1カ月の間、何回もパンフレットを眺め、ネットでもずっとCompassについて調べ夢を膨らます。
そしてついに第2のJeepライフが始まった。
気持ちのスイッチを切り替える場所
クルマはもっぱら石川さんの通勤と、子どもたち2人の送り迎えに使っている。子どもたちを送り出した後、わざわざ早めに家を出て職場の駐車場でひとりコーヒーを飲みながら過ごすことも。
「好きな音楽を聴きながら、気持ちのスイッチを切り替えるのが好きなんです」と笑うが、まわりからは「何してるの?」と不思議がられているそう。
家に帰る途中で、クルマを海辺に停めて本を読んだりすることもあるとか。「Compassの車内にいるのが好きだし、落ち着ける場所なんですよね」と石川さん。
出かける時は必ずカメラを持って
瀬戸大橋開通30周年記念としてフォトコンテストが開催され、家族で海辺に行ったときにスマホで撮った写真を応募した。
ご主人に「もし入賞したら、いいカメラを買っていい?」と聞いてみると、「入賞するとは思ってなかったんでしょうね、『別にいいよ』って(笑)」
結果は見事入選。念願のカメラを購入した。
以来、出かける際は仕事に行くときも必ず持って行くという。
「だって素晴らしい景色にいつ出会うかわからないでしょ。今しかない!ってタイミングで写真を撮りたいから」。
そんな瞬間を切り取ったのが、今回の応募作品である。
Compassを通じてコミュニケーションが充実
休日は家族でドライブすることもあるが、普段は子どもたちと出かけることが多い石川さん。家の近くには、公園やビーチなども多いため、どこでもくつろげるよう、カーゴルームにはラグとクッション、折りたたみチェアが常に積まれている。
夏になれば、そこに水着とSUPボードが加わるんだそう。気が向けばいつでも海で遊べるロケーションなのが羨ましい。
よく行くのは、瀬戸大橋記念公園や沙弥島の海岸。そこでも、カメラは手放せない。子ども2人は専属モデルだ。最近では、「ママ、ここにCompass置いて撮ったら綺麗だよ!」とディレクターにもなってくれる。子どもの目線で眺める景色の変化に、新鮮な気づきも生まれた。
運転中も「ママ!夕陽が綺麗!」と教えてくれる。石川さん自身は、運転に集中してるので気がつかない。「ホントだ! じゃあ、あっちに行ってみんなで夕陽を眺めようか!」とクルマを走らせる。Compassを通じて充実していく家族のコミュニケーション。
それは家族だけにとどまらない。駐車場にいたら、「カッコいいクルマですね!」と見知らぬ人に話しかけられたり、カフェで若い人に「写真を撮らせてもらっていいですか?」と聞かれることも。Compassがどんどん人との繋がりをつくってくれるようだ。
「どこに置いていても絵になるクルマですが、それに似合う自分でないといけない気がします」
高校生の時に出会った、あの衝撃的な女性と自分とを重ね合わせる。
母親として、妻として、そして働くひとりの女性として、今をカッコよく生きたいと語る石川さん。そんな姿がまた、誰かの憧れになっていくのだろう。