2月28日から3月1日にかけて開催された、今シーズンのSBK(世界スーパーバイク選手権)開幕戦ですが、オーストラリア・フィリップアイランドでは土曜日のレース1に続き、日曜日のスーパーポールレースとレース2が行われました。

スーパーポールレースは王者ジョナサン・レイが勝利!

10周で競われるスーパーポールレースは、スタートダッシュでSBK連覇中の絶対王者、J.レイ(カワサキ)がまず首位を奪います。それを土曜日のレース1の勝者であるトプラック・ラズガトリオグル(ヤマハ)、土曜日のスーパーポールを制したトム・サイクス(BMW)を追う展開になりました。

先頭を走るレイの後方では、ラズガトリオグルと上位に浮上してきたスコット・レディング(ドゥカティ)がバトルを演じますが、終盤にはレイとラズガトリオグルの首位争いが繰り広げられ、その後でレディングが追従することに・・・。そして首位を守り抜いたレイが優勝! 2位ラズガトリオグル、3位レディング、4位アレックス・ローズ(カワサキ)まで、わずか0.205秒という僅差のレースとなりました。

スーパーポールレースを制覇したJ.レイ(カワサキ)。SBK連覇中の絶対王者は今年ももちろん、チャンピオン候補の最右翼です。

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レース2も、激戦が展開されました!

日曜日のレース2は、スーパーポールレースを制覇してポールポジションからスタートしたレイが2周目から首位争いをリード! しかし10周目にはインディペンデントチーム(テン・ケイト・レーシング・ヤマハ)のロリス・バズがレイをパスして首位に立ちました!

しかし、路面温度が41度まで上がったレース2は、タイヤをいかに保たせるかがライダーの腕の見せ所という展開になりバズは健闘虚しく後退。15周目に首位に浮上したローズ、そしてレイとヤマハのマイケル・ファン・デル・マークが首位争いの主役となりました。

そして最終盤はローズとレイの、カワサキワークスのチームメイト同士の一騎打ちに! そして最後は0.037秒の差で逃げ切ったローズがカワサキ移籍後初優勝! 2位にレイ。3位にはファン・デル・マークをかわしたレディングが入りました!

カワサキの1-2フィニッシュ! J.レイは先行するチームメイトのA.ローズに肉薄しましたが、わずかに及ばず! 

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開幕のオーストラリアラウンドを終えて、レース1、スーパーポールレース、レース3のすべてで優勝者が異なったわけですが、今年のSBKは面白いチャンピオン争いが見られるかもしれませんね。第2戦のカタールラウンドは3月13〜15日に開催予定ですが、キャンセルされたMotoGPクラスみたいなことがないことを祈りたいです!

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