モータースポーツの世界では、新型車が勝利への最適解・・・というのが常識です。しかし、乗り手の実力がより問われるオフロードレーシングの世界では、しばしば実力者の乗る旧型車が新型車に乗る乗り手を凌駕するパフォーマンスを披露・・・することがあったりします。その好例とも言える動画を、ご紹介いたします。
オフロードファンにはおなじみ? の、「ル・トゥケ」が動画の舞台です
みなさんは「エンデューロペール」というイベントをご存知でしょうか? 「ル・トゥケ」という名前のほうが日本では通りが良いこのイベントは、1975年から開催されているフランスの著名ビーチレースです。フランス北部の海岸で行われるこのレースは、砂浜メインのコースでオフロードバイクとクワドが速さを競う・・・というイベントです。
砂の路面なのでめっちゃ駆動力を砂に奪われてしまう・・・ので、軽量・大馬力のマシンが一般論的にはこのレースでは有利になります。しかし、ここに紹介する動画の投稿主であるエリック・モレルは、この手のコースでは最も不利なオフロードバイクと言える1978年型ホンダXL125Sで、果敢にレースにチャレンジするのです。
伝統のイベントで、旧型のホンダXL125Sが躍動!!
この動画の一番の見どころはE.モレルがXL125Sを巧みに操り、最新のオフロードバイクに乗る参加者をバシバシと抜き去るシーンでしょう。1978年製といういわゆる旧車の125ccモデルが、排気量や出力、そして車体構成で断然に進化している最新鋭車を追い抜く様は、動画を見る者にちょっとしたカタルシスを覚えさせてくれます。
ぜひ動画をご覧になって、1978年型ホンダXL125Sが乗り手次第では今でもリッパにレースの場で活躍できるという事実を、ご確認ください!