先週末、第53回目となる伝統の東洋の公道レース、マカオGPが開催されました! 市街地にある6.2kmのギアサーキットでの白熱のバトルを制覇したのは、大ベテランのマイケル・ラッター(ホンダRC213V-S)でした!

2度のレッドフラッグが出る波乱の展開!

今回のマカオGPの焦点は、今年のマン島TTやアルスターGPで大活躍し、現在最も勢いのあるリアルロードレーシングライダーのひとりであるピーター・ヒックマン(BMW)が、前年に続きマカオGP連覇を成し遂げ、自身のマカオ4勝目を得ることができるか? でした。

そのライバルとなるのは、同じチームながらホンダRC213V-Sを駆るマイケル・ラッターでした。レースはまず首尾よくヒックマンがリード。それをラッター、デビッド・ジョンソン(ドゥカティ)、リー・ジョンストン(BMW)が追撃する展開になります。

しかし、複数台の転倒によりレースは赤旗が出て中断。レギュレーションにより、それまでの3周は無効として8周でのレースがリスタートすることになりました。

スタートから最初のターンに向かって、ホールショット争い!

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再開されたレースですが、まずはラッターがリードを奪います。しかしヒックマンはリスボアベントでラッターをパスし、赤旗中断前同様にリードを拡大していきます・・・。

M.ラッター(ホンダ)を追う、P.ヒックマンのオンボードカメラ映像です。

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波乱の果てに、ラッターのマカオGP9勝目という記録が残りました!

しかし、6台のライダーによる多重クラッシュという大アクシデントが発生! 2度目の赤旗後は、レースを再開する時間的余裕がないということから、第2レースの1周目の結果・・・が正式結果となり、ラッターの自身通算9勝目が確定しました。

多重クラッシュで2度目の赤旗が・・・。幸い、生死に関わる負傷をおったケガ人はいなかったとのことです。

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波乱のレースを制したのは、父も偉大なTTライダーだったM.ラッター(ホンダ)でした。マカオ・マイスターとも呼ばれる彼は、これでマカオGP通算9勝です!

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2位は連覇を逃したヒックマン、3位はD.ジョンソンということになりましたが、来年は赤旗なしのマカオGPを楽しみたいですね・・・。マカオGPの迫力は、ぜひ動画でご確認ください。

macau 2019 gp race

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Highlights of Macau Motorcycle Grand Prix – 53rd Edition

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