2019年8月9日、ついに発売となったホンダの新型軽自動車「N-WGN(ワゴン)」。これまでその仕様や性能をご紹介してきましたが、「実際どうなの!?」というわけで、Nワゴン試乗会に行ってきました!筆者の超個人的な趣味(釣り)に絡めて、その使用感を徹底レポート!

実際に乗ってみました!

さて、ここからは実際に乗ってどうだったのか?をご紹介。

新型Nワゴンに乗り込んでまずびっくりしたのはその広さ。運転席、助手席のフロアはもちろん、大きなフロントガラスのおかげか、見た目よりも広く感じます。写真は後部座席から撮っているので、運転席からだともっと広く感じますよ!

見えるということは安心感に直結します。フロントピラーを6㎜細幅化し視界を広く確保

さらに、とても地味(失礼!)ですが、ワイパーを見えない位置に移動させたのはグッジョブ。まさかこんなに視界が広がるとは盲点でした。なんで他のクルマはこれしないのか不思議。ウチのクルマでもやってほしい…。

筆者がめちゃくちゃ感動したワイパー位置の変更。乗ったらこのすごさが分かりますよ!

今回の試乗は、会場となる川崎からアクアラインを走って帰ってくるというもの。行きはNワゴン(NA)、帰りはNワゴン カスタム(ターボ)です。

まずは市内を抜けアクアラインへ向かいます。アクセルを踏み込むと小気味好く加速。ブレーキも踏んだ分だけスムーズに減速してくれる。アクアラインの入り口となる長い下り坂では、これまでのLレンジよりもエンジンブレーキが緩やかなSレンジで緩やかに減速しつつ走行。エンブレ効かせたいとき、Lだとちょっと強すぎる…って思ってたので、この調整もいい!

あとで知ったんですが、Sレンジ中にブレーキ踏むとLレンジ相当のエンジンブレーキに変わるとか…最近のクルマはすごいのね…。

一点気になったのは、軽でよくある高回転域でのエンジンの唸り。これは追い越し時にちょっと感じました。

行きはアクアラインを快適走行。追い越し時にちょっとだけ唸ったエンジンが気になった。撮影:永元秀和

ではターボは?

帰り道はターボを運転。僕が買うとしたらこっちだなぁ。高回転での唸りも気にならないし、加速もよりスムーズ。あとコーナーで減速してから立ち上がりまで、無理してる感がない!

これは好みですけど、フロントマスクもこっちのが好き。ノーマルも丸目もいんですけど、アラフォー目前の僕にはちょっとかわいすぎて…。ターボのフロントは、オラオラ系でもかわいい系でもない、なんだろう…普通さ?(笑)がちょうどいい!

登り坂のコーナーもグイグイいっちゃいます!撮影:永元秀和

はたしてガチな釣りに使えるのか⁉︎

Hondaさんは「くらしに馴染む」なんて言葉を使っていましたが、実際に乗ってみても、その言葉に偽りなし!といった印象です。

でも「くらし」って近所へ買い物いったりするだけじゃないんです。そう、クルマを買うのはどこかに行くため…仕事を忘れられる場所へ…いやな上司から離れるために……っと脱線しました。

そう、クルマを買うときに考えるのって「趣味が楽しめるか」じゃないでしょうか? 前述しましたが、僕の趣味は釣り。それも渓流、バス釣り、海釣り(船&オカッパリ)、ナマズ、ワカサギ…etcと、かなり節操なくやってます。

このなかでも荷物が多いのは、釣った魚を持って帰る海釣り。僕がよく行くのはジギングで、狙う魚はブリ、ヒラマサ、タチウオなど。クーラーも大きく、竿も3本と多めです。リアルに持っていく荷物はこちら↓

クーラーボックス35Lと釣り具を入れるドカット(黒いボックス)、 そして釣竿(6.4ft=約2m)はしっかり収納したい!

Nワゴンの荷室はこちら↓

実際に入れてみると…
余裕!

ラックが2段になるのもかなりステキ! 釣り人のなかには、パネルなどで自作して2段にする人も多いので、標準装備なのはかなり高得点! ただ、その分大量の魚の入った重〜いクーラーボックス(たまに空っぽのことも泣)を載せるとき、高さあるので億劫…でも、もともとが低いのでそんなに気にはなりませんでした。

今回積んだ竿の長さは6.4ft(約2m)。アームレストに竿先がのっかるくらいでした。これがイヤな人は、運転席と助手席のヘッドレスト間にカールコードをかまして竿先も上に乗せれば、アームレストも普段通り使えます。

まとめ

正直、Nワゴンの収納力をなめてました。ガチに釣りで行く道具がすべて問題なく積めるうえに、ちょっと余裕すらあるとは…。しかも、燃費はNAのWLTCモードで23.2km/L、ターボは22.0km/Lと超優秀。趣味にはお金がかかるもの…交通費を抑えられるのは大歓迎です!
※市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード

ここまで読んで、もし「買おう!」って決めた方がいたら、ここから長考に入るであろうことが1点。それが、カラーバリエーション。Nワゴン・Nワゴン カスタム合わせて全24パターン! Hondaさんいわく「どのカラーも派手過ぎず、比較的落ち着いた配色で構成しました」とのこと。にしたって多過ぎて迷っちゃいますよね。ま、悩むのもクルマ選びの楽しみのひとつ、ということで!

Nワゴン気になるわー!って方はN-WGN公式情報ページを、車種ごとの装備差が知りたい方は早わかり表を。試乗してみたいって方はN-WGN 展示・試乗車検索をどうぞ!

本気で買うぜぇ!って方はセルフ見積もりをやってみて!