そもそもNワゴンってどんな車?
ホンダの軽といえばN-○○!と即答できるほど、認知度の高いNシリーズ。その歴史は古く、Nを冠する車がはじめて登場したのは1967年の「N360」から。Nとは「Norimono(のりもの)」の頭文字であり、クルマが憧れの存在であった時代、ホンダが「クルマのある生活」を人々に提唱するべく作ったのが最初でした。
それから46年後の2013年に登場したのが、当時激戦区であったハイトワゴン市場に導入された初代Nワゴン。「あたらしいベーシック」をコンセプトに、これまで軽自動車のイメージとしてあった小さい(狭い)、パワー不足といった点を解消。加えてJNCAPの衝突安全性能評価で最高評価の5つ星を獲得するなど、高い安全性で一躍人気となったクルマです。
ハイトワゴン(軽トールワゴン)とはキャビンの高さをあげ、居住性と荷室容積を確保したクルマのこと
今回ご紹介するのは、そんなNワゴンの2代目となる新型Nワゴン! 誰もが運転しやすいドライビングポジション、使う人の生活を考えた荷室レイアウト、そして先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」などなど、現代のライフスタイルに合わせて、その仕様はグレードアップしてるんです。
↓各仕様に関してはこちらも併せてチェックしてみてください!
Nワゴンの特徴をおさらい
いままさにNワゴンを検討している方、この記事ではじめてNワゴンを知った方など、色々な方がいらっしゃるでしょう。ここでは、新型Nワゴンのコンセプトと、何がどう変わったのかについて、簡単におさらい!
ベーシックの新基準をつくる
上の言葉こそ新型Nワゴンのコンセプト。初代が「あたらしいベーシック」だったのに対し、新型は「新基準」。一見して似ているようですが、ちょっと違います。簡単にいえば、初代でイチから築き上げた基準を自らアップデートするということ。その項目はいつだって変わりません。使い勝手、安全性能、運転のしやすさ。この3本柱を、より時代に合わせて快適にする! それが今回のNワゴンに課せられた使命なのです。
乗る人を問わない快適な運転姿勢
初心者や女性の方に多いのが、シートポジションとハンドルの距離が近すぎること。多くの方は、怖がってるから近くにしている…と思うことでしょう。でもね、違うんですよ。体格は人それぞれで一概には言えませんが、シートを下げれば足が届かなくなり、高さを変えれば前が見えなくなり……そうやって色々と調整した結果、周りから見れば「近すぎる」というところに落ち着いているだけなんです。
そこでHondaは、どんな方でも快適に運転ができるようにと下記の項目でドライビングポジションを見直しました。
* フロアを25㎜上げ、ペダル操作しやすい高さに設定
* アクセル・ブレーキペダルの配置調整
* シート高さの調整幅を拡大し前方視界を確保
* 前後/上下に位置調節のできるテレスコピック&チルトステアリングを採用
* シート構造・クッションの変更で座り心地UP(フロント・リア共に)
これら改良により、人によって異なる「快適さ」にアジャスト!小柄な方、とくに150㎝台の女性に多い、シートポジションとハンドルの近さの悩みもこれで解決‼︎
オートブレーキホールド
停車中、万が一ブレーキペダルを足から離したとしても、止まったままでいてくれるオートブレーキホールド機能(ON・OFF可)。駐車場で駐車券を取るとき、信号待ちをしているとき、渋滞で止まったときなど、これがあればヒヤリ・ハットも減らせる!
マルチインフォーメションディスプレイ
免許とりたての人や、運転経験が少ない人にとって、車庫入れ時の切り返しなどはちょっと焦ってしまうシーン。そんなときの強い味方が、スピードメーター横にあるマルチインフォメーションディスプレイ。ここでタイヤの向きが分かるほか、外気温や燃費情報などさまざまな情報も確認可能。
ほかにもシート周りの収納スペースUPや、充電用USBジャック、雨に濡れた傘などを収納できる取り外し可能なトレーといった便利機能も満載!