ロシア製のウラルサイドカーで、ロシアの大地・・・ウラジオストクから沿海地方を走る今回の"ウラル・ロシア・ライド"ですが・・・とにかく現地でのウラルの人気者っぷりには、我々一行は驚かされることになったのです!

ロシア人もびっくり!? ウラルはロシアでは珍しい乗り物みたいです!

フツーの日本人の感覚ですと、ロシア製のウラルがロシアで走っているのは、ホンダ車が日本の街中で見かけるくらい"当たり前"にことに思えてしまいますが、ウラルジャパンCEOのブラドさんによると「ロシアでウラル走っているのを見るのは、珍しいことですよ!」とのことです。

確かにそのお言葉どおり、堀田さんと堀内さんがロシアに持ち込んだ2台のウラルサイドカーは、行く先々でロシアの人たちの好奇心に満ちた眼差しにさらされることになりました。

今回、ウラル・ロシア・ライドをサポートしてくれたツアー・エージェンシー、「EXPLORE PRIMORYE」のセルゲイさんとガールフレンドのソーニャさん。ロシアの方は英語話せない人がほとんどですが、セルゲイさんは英語がペラペラなので大変ありがたかったです! なおサポートカーは、懐かしさを感じさせる三菱デリカでした!

8月7日(水)は、ウラジオストクから約80kmほどのロケーションにある、プリモルスキー・サファリパークを見学に行きました。移動の途中でガソリンスタンドに立ち寄ったところ、スタンドのおじさんも興味津々でウラルを観察していました。

セルゲイさんが用意してくれたツアーの旗。堀田さんと堀内さんのウラル、そしてサポートカーのデリカに付けられ、ロシアの風を受けてはためいてました。

お母さんと一緒に、クルマでスタンドに寄ったマキシムくん。ウラルサイドカーに跨ってニッコニコでした!

そしてサファリパークに到着すると・・・動物そっちのけ? で大勢のロシア人が物珍しいウラルを取り囲んで、写真を撮りまくりんぐ! でした。

日本が近いこともあり、ウラジオストクや沿海地方を走るクルマ&モーターサイクルは日本から来た中古車が多いです。信頼性が高く、耐久性が良く、燃費に優れ、そして動力性能もばっちりな日本製品が身近にあるわけですから、趣味製の高い乗り物であるサイドカーのひとつであるウラルを愛好する人は、ロシアでは稀なのでしょう。

近年、日本におけるウラルサイドカー普及の立役者であるブラドさんに言わせると、「日本の方が、よほど多くのウラル走ってますよ!」とのこと。ただロシアの人々の反応を見るに思うのは、多くのロシアの方にとってウラルサイドカーは懐かしさのある自国製品であり、自分たちの"歴史"のひとつであり、そして英国英語で言うところの"Lovely"な存在・・・(素敵!! いい感じ!! などのニュアンス)なのでしょう。

ロシア渡航経験が何度もある堀田さんは、今回の日本人参加者のなかでは一番ロシア語の知識が豊富なので、"ロシア人ホイホイ"状態のウラルサイドカーを囲むロシアの方々とのコミュニケーションを楽しんでいました。「日本でもウラルはサービスエリアなどで"おじさんホイホイ"なカンジですが、ロシアでは日本よりもはるかに人気ありますね」とは堀田さん&堀内さん共通の感想でした。

トラのアムールとヤギのチムールのその後・・・?

さて、この日訪問したサファリパークは、"トラのアムールとヤギのチムール"で有名な場所です。雄のトラのアムールは"エサ"として用意された雄のヤギのチムールを食べず、仲良くするようになった・・・という異種間の友情物語が話題になったのです。

右がトラのアムール、左がヤギのアムールです・・・って書かなくてもわかりますよね(苦笑)。

ja.wikipedia.org

しかしその友情は長くは続かず、アムールをツノで小突き回す!! というあばれ者のチムールと、アムールの共同生活? は2ヶ月ほどで破綻。今ではアムールとチムールは、別々に暮らしているとのことです(笑)。 (続く)

やれやれ・・・野蛮なヤギがいなくてほっとするよ・・・と言いたげ? に見えるアムールさんの近影がこちらです。

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