現在唯一無二のサイドカー専業メーカー、ウラル・ジャパンが企画した一大アドベンチャー・ツアー、「ウラル・ロシア・ライド」に参加中の私(宮﨑)。今回はウラジオストクまでの船旅の様子をご紹介いたします!

通年でウラジオストクへの航路があるのは、鳥取・境港市だけ!!

8月3日のお昼過ぎ、私とカメラマンの奥村純一は「DBSクルーズフェリー」の国際旅客ターミナルに着きましたが、すでにそこには3台のウラルサイドカーが到着しておりました。

今回の「ウラル・ロシア・ライド」には、2輪駆動のギア アップ系ウラルサイドカー3台が参加。左からウラル・ジャパンCEOのブラドさん、神奈川県横浜市から参加の堀田圭亮さん、そしてウラル・ジャパンのスタッフながら、プライベートで参加の堀内将さん。

現在、旅客のクルマやモーターサイクルを運ぶフェリーで、日本からウラジオストクまで通年で行けるのは鳥取県境港市発の「DBSクルーズフェリー」しかありません。いわば陸海でのロシアへのゲートシティが、鳥取の境港なのです!

現行のフェリーの運航スケジュールは、境港を毎週土曜日の19時出港→韓国の東海港に毎週日曜日9:30入港・14時出港→ウラジオストクに毎週月曜日14時入港・・・となっています(※ 2019年11月以降は予定スケジュール)。丸2日間、ほぼ海の上という船旅ですが、こんなに長い時間&距離で船を使って国境を越えるのは私にとっては初体験なので、ちょっと"ドキワク"です!

www.dbsferry.com

境港にて手続きをして、イースタンドリーム号にウラルサイドカーを載せます! いよいよ海を越えてのアドベンチャーツアーが始まります! ©︎奥村純一

船での旅で、"デジタル・デトックス"をして爽快気分!?

DBSクルーズフェリーのイースタンドリーム号は、船内にレストラン、バー、ナイトクラブ、カラオケ、お風呂、シャワー室、免税店、コンビニ・・・を備えており、快適かつ優雅な時間を過ごせるフェリーです。

今回のウラル・ロシア・ライド参加者の客室は二等で、8人部屋でした。一番安いエコノミーよりひとつ上・・・というクラスですが、とても快適に過ごすことができました。 ©︎奥村純一

ただ、気になっていたことがひとつ・・・それは船内ではWi-Fiなどが使えないので、船旅の間はインターネットに接続できないのです。現在進行形の仕事の連絡などでネットを使えないのは大丈夫かな、と私などは正直不安を感じたりしていました・・・。

一応、週末の土日に私が外界との通信が途絶えても迷惑をかけないように、予めするべきことは済ませておいたのですが・・・。でも結論から言えば、上述の心配は杞憂でした。むしろ常日頃インターネット漬けになって、疲弊した気分にもなっていた私にとっては、約2日間の"音信不通"はちょうど良い"デジタル・デトックス"になった感じです。

境港の夕日を船上から眺めました・・・。スピード優先が正義! みたいな今の世の中ですが、時間をかけて旅をすることの贅沢かつ優雅な気分を、今回の船旅では味わうことができました。

もっとも、経由地の韓国・東海港で一旦下船して、東海港至近の街中を散策するための手続きをするターミナルでは、フリーWi-Fiがあるのでインターネットに接続できます。

韓国・東海港から市街地まではタクシーで10分かかるか、かからないかの距離です。9時半に着いて、13時には再び乗船しないといけないのでそんなに時間はないですが、地元の料理を食べたりして気分転換を楽しむことができます。

試しに接続してみたところ・・・。スマートフォンに届いたのはアレコレの仕事の連絡・・・というか、ぶっちゃけ催促が・・・。まぁ、この先は再びウラジオストクまで音信不通の身になれるから、無視しちゃおう!! (苦笑)。忙しい現代人にこそ、船の旅はオススメですね(笑)。 (続く)

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