2019年7月20日に行われたWシリーズ第5戦オランダGP。MotoGPをはじめ2輪ロードレースが開催されるアッセンですが、今回はアッセンでDTMが開催されるということで併催のWシリーズもシリーズに組み込まれました。前戦で3人目のウィナーが誕生しましたが、4人目のウィナーが生まれるのでしょうか。

2度の赤旗が出た予選でE.キミライネンが初のポールポジションを獲得!

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30分で行われる予選はセッション終盤に赤旗が出る展開となりました。ランキングトップのジェイミー・チャドウィックがまずはタイムを出すも、エマ・キミライネンがトップタイムを塗り替えます。しかしその後、前戦初優勝を果たしたマルタ・ガルシア、ランキング2位のベイスク・ヴィッセルがトップタイムを更新していきます。前戦速さを見せながらもトラブルでリタイアに終わってしまったアリス・パウエルが前半の15分終了時にトップに立ちます。

セッションの後半はなかなかパウエルのタイムを更新するドライバーが現れないなか、残り7分でキミライネンが再びトップタイムを記録。各車タイムアップを試みるもシー・ホルブルックが10コーナーでスピンしグラベルでストップ。ホルブルックのスピンで残り4分25秒で赤旗が出されます。その後セッションが再開されるも残り1分30秒でヴィッキー・ピリアのマシンから白煙が出てコース上でストップ。再び赤旗が出されるも残り時間が少なく予選が終了。キミライネンが初のポールポジションを獲得しました。

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Wシリーズにはシーズン途中からの参戦だったキミライネンでしたが、前戦から高いポテンシャルを見せており、今回も予選から有能さを発揮しました。2位には前戦の雪辱を果たしたパウエル、3位にランキングトップのチャドウィックが入り、ランキング2位のヴィッセルは4位に入りました。前戦優勝のガルシアは予選9番手、日本人ドライバーの小山美姫は赤旗の影響も受け13位と低迷。決勝での巻き返しを狙います。

予選結果

1.エマ・キミライネン
2.アリス・パウエル
3.ジェイミー・チャドウィック
4.ベイスク・ヴィッセル
5.サラ・ムーア
6.ケイトリン・ウッド
7.タスミン・ペッパー
8.ファビアンヌ・ウォーレウンド
9.マルタ・ガルシア
10.ゴーシャ・レデスト
11.ジェシカ・ホーキンズ
12.ヴィッキー・ピリア
13.小山美姫
14.セイバー・クック
15.エスミー・ホーキー
16.ナオミ・シッフ
17.メーガン・ギルクス
18.シー・ホルブルック

キミライネンがポールトゥウィンで完勝!ヴィッセルとの直接対決を制したチャドウィックがチャンピオンに王手!

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ポールポジションからスタートのキミライネンが若干出遅れるなか、3番手スタートのチャドウィックが良い反応をみせます。しかしラインを塞がれ3位をキープとなり、2番手スタートのパウエルが3コーナーでトップに浮上します。後方では単独スピンを喫したタスミン・ペッパーを避けきれず小山が接触し無念のリタイア。初のクラッシュ、リタイアとなってしまいました。

ペッパーと小山のアクシデントでSCが入り、残り23分20秒でレースはリスタート。先頭のパウエルとキミライネンが飛び出し、3位のチャドウィックは差を広げられます。5番手につけていたヴィッセルはケイトリン・ウッドをオーバーテイクし4位に浮上、チャンピオン争いを繰り広げている二人の直接対決する構図となりました。勢いに乗るヴィッセルはチャドウィックに急接近するもミスすることなく3位を守るチャドウィック。

11周目の1コーナーでトップのパウエルが膨らみキミライネンがついにトップに浮上。トップに戻ったキミライネンは一気にパウエルとの差を広げていきます。後方ではヴィッセルがチャドウィックとの差を0.3秒まで詰めるも、前に出ることができずそのままの順位でチェッカー。

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キミライネンがWシリーズ初優勝し4人目のウィナーとなりました。2位にはトップから離されるも前戦の雪辱を果たしたパウエル、3位にライバルの猛攻を見事に防いだチャドウィックが入りました。この結果、最終戦となる次戦ブランズハッチまでチャンピオン争いが持ち越されることになりました。チャドウィックとヴィッセルのポイント差は13に広がりましたが、最終戦でどのようなフィナーレが待っているのでしょうか?

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決勝結果

1.エマ・キミライネン
2.アリス・パウエル
3.ジェイミー・チャドウィック
4.ベイスク・ヴィッセル
5.ケイトリン・ウッド
6.ゴーシャ・レデスト
7.ジェシカ・ホーキンズ
8.ヴィッキー・ピリア
9.マルタ・ガルシア
10.サラ・ムーア
11.エスミー・ホーキー
12.ナオミ・シッフ
13.セイバー・クック
14.メーガン・ギルクス
15.ファビアンヌ・ウォーレウンド
16.シー・ホルブルック
17.タスミン・ペッパー
18.小山美姫