現地時間6月30日決勝のMotoGPでは、ヤマハライダーが今シーズン初となる勝利を記録することになりました! ちなみに予選では、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が3度目となるポールポジションを獲得! 驚異の新人の活躍にも注目です!

予選からヤマハ勢が好調!

29日(土)の予選では、2015年にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が出したラップレコード、1分32秒627を塗り替える1分32秒017をマークしたF.クアルタラロが前戦カタルニアGPに続きポールポジションを獲得! スペインGPでの記録を加え、今年すでに3つ目となるポールポジション奪取・・・スーパールーキーぶりを発揮しました。

サテライトながら、ここまで数々の好成績を残してきているF.クアルタラロ(ヤマハ)。

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予選2位の座もヤマハで、ワークスのマーベリック・ビニャーレスが獲得。3位以下の6位まではアレックス・リンス(スズキ)、マルク・マルケス(ホンダ)、ジョアン・ミル(スズキ)、カル・クラッチロー(ホンダ)の順。一方アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は11位、V.ロッシは14位と下位に沈む結果になりました・・・。

転倒多発!! そんな混乱のレースを制したのは、M.ビニャーレスでした!!

決勝序盤は荒れた展開となり、まずトップに立ったA.リンスが転倒! そして5周目には後方から追い上げていたV.ロッシが転倒し、中上貴晶(ホンダ)を巻き込む結果に・・・。かなりの高速クラッシュでしたが、両者ともに大怪我することがなかったのは不幸中の幸いでした。

3周目からはクアルタラロが首位に浮上! 並み居るワークス勢を尻目にレースを引っ張ります! 王者マルケスに11周目には首位を奪われるも、これを抜き返して再び首位を走ります。その後方で両者のバトルを見ていたビニャーレスは、14周目にマルケスをパス。そして16周目には首位に立ち、そのまま26周目のチェッカーまでポジションを守り抜きました!

熾烈なトップ争いを制し、最終的には王者M.マルケス(ホンダ)に4.854秒の差をつけて優勝したM.ビニャーレス(ヤマハ)。

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この結果、昨年ヤマハ勢唯一の1勝を記録したビニャーレスは、今シーズンの初勝利を記録することになったわけです。2位はマルケス、3位はクアルタラロが表彰台を獲得。ドビツィオーゾは4位まで追い上げましたが、マルケスとのポイント差は広がる結果に・・・。勝てなかったマルケスではありますが、結果的にはチャンピオン獲得に前進・・・ということになりました。

次戦の第9戦ドイツGPは、わずか1週間後の7月5日~7日にザクセンリンクで開催されます。ハードスケジュールでライダーとチームは大変でしょうけど、ファン的にはすぐ次戦が見ることができるのは嬉しいことですね。楽しみに週末を待ちましょう!

MotoGP2019 オランダ 決勝
1 M.ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 40'55.415
2 M.マルケス Repsol Honda Team Honda +4.854
3 F.クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha +9.738
4 A.ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati +14.147
5 F.モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha +14.467
6 D.ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati +14.794

MotoGP2019 ランキング ※6月30日現在
1 M.マルケス Honda 160
2 A.ドビツィオーゾ Ducati 116
3 D.ペトルッチ Ducati 108
4 A.リンス Suzuki 101
5 V.ロッシ Yamaha 72
6 F.クアルタラロ Yamaha 67