2019年6月8日に行われたWシリーズ第3戦。舞台はMotoGPも行われ毎年多くの熱狂的なファンで埋め尽くされるミサノサーキット。低速コーナーの連続するセクションがあることから接近戦が予想されるミサノ。これまで2戦で2人のウィナーが誕生していますが、第3戦で2勝目を飾る選手が現れるのか、または3人目のウィナーが誕生するのかに注目です。

小山美姫がフリー走行2でトップタイムを記録!

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これまで決勝で素晴らしい走りを見せている小山ですが、予選で上位に進出することができておらず、1発の速さが課題になっています。フリー走行1ではエンジンが燃えてしまうトラブルもありわずか7周しか走行できませんでしたが、フリー走行2では全体トップのタイムを記録しました。ミサノに入る前から良い成績が出るのではないかと感じていた小山ですが、見事タイムで好調をアピールしました!

ウォーレウンドが初のポールポジション獲得!小山は自己ベスト6位

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決勝レース前に行われた予選ではニューヒロインが誕生しました。セッションがスタートしまずトップタイムを出したのがランキングトップのジェイミー・チャドウィック。しかし小山、ゴーシャ・レデスト、ベイスク・ヴィッセルが順にトップタイムを更新していきます。

予選残り10分でファビアンヌ・ウォーレウンドが1分33秒283の全体ベストをマークしトップに立ちます。まだ残り時間があるものの、各車ウォーレウンドのタイムを更新することができず、ウォーレウンドの初ポールポジションが決まりました。

2位にはチャドウィック、3位に前戦優勝者のヴィッセルが入り決勝レースでは激しい戦いが予想される結果となりました。

日本人ドライバーの小山は予選6位に入り、Wシリーズでの自己ベストグリッド獲得となりました。決勝では強さを見せている小山だけに決勝での好成績が望める位置となりました。

予選結果

1.ファビアンヌ・ウォーレウンド
2.ジェイミー・チャドウィック
3.ベイスク・ヴィッセル
4.アリス・パウエル
5.ヴィッキー・ピリア
6.小山美姫
7.マルタ・ガルシア
8.エスミー・ホーキー
9.サラ・ムーア
10.タスミン・ペッパー
11.ビビアン・ケストヘイ
12.ゴーシャ・レデスト
13.サラ・ボヴィー
14.ナオミ・シッフ
15.セイバー・クックヴィッキー・ピリア
16.メーガン・ギルクス
17.ジェシカ・ホーキンズ
18.シー・ホルブルック
19.ケイトリン・ウッド

J.チャドウィックが見事な走りで今季2勝目!小山は自己最高位4位でフィニッシュ!

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スタートでいきなり波乱。ポールポジションのウォーレウンドがスタートに失敗し後退。チャドウィック、ヴィッセルに先行される中、アウト側にいたアリス・パウエルと接触してしまいます。ウォーレウンドに乗り上げたパウエルは1コーナーでリタイアとなってしまいました。ウォーレウンドのマシンには問題はなく3位でレースを進めます。

このアクシデントでSCが入りましたが、翌周にはリスタートされます。トップ3台が後続との差をつける中、5位に上がった小山は4位を走る地元ドライバーのヴィッキー・ピリアを4周目にオーバーテイク。4位に上がりさらに上を目指します。

レース序盤から0.5秒以内の距離でチャドウィックにプレッシャーをかけ続けるヴィッセルですが、チャドウィックは全くミスすることなく周回を重ねていきます。

残り3周でヴィッセルはファステストを記録し最後のプレッシャーを与えましたが、チャドウィックが冷静に対処し見事優勝!今シーズン2勝目をマークし、ランキングトップの座を守りきりました。

2位にはヴィッセル、3位にアクシデントがありながらもトップ2に食らいついたウォーレウンドが入りました。

小山は自己最高位の4位を獲得。しかし周回を重ねるごとにトップ3台から差を広げられてしまい悔しい内容となりました。ただ決勝での勝負強さは今回も見せてくれましたし、表彰台まで後一歩のところまで迫ってきています。次戦への期待が大きくなるレースでした!

決勝結果

1.ジェイミー・チャドウィック
2.ベイスク・ヴィッセル
3.ファビアンヌ・ウォーレウンド
4.小山美姫
5.ヴィッキー・ピリア
6.マルタ・ガルシア
7.タスミン・ペッパー
8.セイバー・クック
9.サラ・ムーア
10.ビビアン・ケストヘイ
11.エスミー・ホーキー
12.サラ・ボヴィー
13.ゴーシャ・レデスト
14.ケイトリン・ウッド
15.ジェシカ・ホーキンズ
16.シー・ホルブルック
17.メーガン・ギルクス
18.ナオミ・シッフ
19.アリス・パウエル