この前に乗ったカワサキのZX-10R SEに度肝を抜かれ、続いてスズキからは新型カタナが発売。まわりがちょっと賑やかな感じですが。個人的に『もう1回乗りたいバイク』と『いま一番乗りたいバイク』があります。今回はちょっとそんなお話で……

やっぱり気になる新型『KATANA』の走り

新型カタナ、発売となりました!

発表会に行ってきたのですが、わたくしキタオカがいちばん気になったのは、やっぱりその『走り』です。

ちなみにベースとなるのはGSX-S1000/Fですが、ボクはそれをちょうど1年ほど前にガッツリ乗ってます。

その時の様子はこんな感じ!

【もはや修行! だけど楽しかった笑】

スズキさんにも、これまた(相当に)好き勝手やらせてもらってますが……ボクのこういうバカげた企画も笑って受け入れてくださる度量には感謝しかございません。

で、そのGSX-S1000と言えば……走りがけっこうスポーティ!

っていうか、ほとんどスーパースポーツ級に速いです。

そして新型カタナはエンジンとシャシーがGSX-S1000系と共通。

ってことは、走りも同じってこと?

と思ったら、ちょっと違うみたいです。

エンジンは同じだけど……

エンジンはGSX-R1000(K5)のパワーユニットをストリート向けにチューニングしたものを搭載。

ここはGSX-S1000系と同じです。燃料のマッピングも基本は同じ。

でもスロットルグリップの形状が違うんです。

スロットルの開け始めが過敏になりすぎないように、一風変わった形に変更されていました。

開け始めは穏やか、でも大きく開ければパワー炸裂!みたいなフィーリングを目指している雰囲気でした。

GSX-S1000系は低速からガッ!とパワーで出るので、走行シーンによってはちょっと気を使う場合もあります。

それが新型カタナでどう変わっているか、ちょっと楽しみ!

車体側はどうだ?

車体側でいちばん目立つのはサスペンションのセッティング変更でした。

サスペンションのセッティング変更の理由はライディングポジションの変更によるところが大きいようです。

ライダーの乗車位置っていうのは、それだけでバイクの動きがぜんぜん変わる要素。

かなりアップ&ワイドなハンドルが採用されている新型カタナでは

ライダーの着座位置もかなり前寄り。フロント荷重が強くなっているようです。

それに対応すべくフロントとリアのサスペンションのセッティング変更がされている訳ですが……こういうのって、いろんな要素が複雑に絡んでの結果なので、ハンドリングなんかは、やっぱり実際に走らせないと“ホントのところ”わからないものです。

ただ確実に『違う』のは……

1981/GSX1100S

新型カタナは過去へのオマージュはありつつも、全然違うバイクになっている。

それだけは確かです。

スタイリングについても賛否ありますが、それでこそ『カタナ』だと思っています。

初代の登場時だって、あのスタイルは衝撃&物議を醸した訳ですしね!

新型カタナは『速いバイク』なのか?

最終的にまとめてみるとですね、個人的な疑問の核は

新型カタナはスーパースポーツなのか?っていうこと。

何故でしょうか……ボクはこのバイクに、少しのんびり乗れるような懐の深さも欲しいナァ……って、内心どこかで願っているフシがあるんですよ。

速いのは良いけど、速すぎなくても良い。

そんな期待を淡く胸に秘めています。

鍛え上げられた日本刀のような鋭いバイクなのか?

ゆっくりのんびり、ツーリングもできそうな優しさはあるのか?

そこが、すっごく気になるんです。

だからもし新型カタナに乗れたら「ゆっくり」も重視して乗ってみたいと思っています!

こっそり新型KATANAも用意されていることが発覚

毎年恒例の無料大試乗会が全国で順次スタートです。なんとKATANAの試乗車もありますよ!

SUZUKI FUN RIDE FESTA

この試乗会ならGSX-S1000シリーズとの乗り比べなんて贅沢な夢も実現可能。

まだ参加したことがない人は、是非一度は行ってみてください。

試乗会会場は軽くお祭り状態で、絶対に楽しいですからね!

SUZUKI/KATANAをもっと詳しく!