先日BMWのYouTubeチャンネルに、興味深い動画が公開されました。最新の1,800ccという大排気量ボクサーツインを、クラシカルな構成の車体に搭載するコンセプトクルーザーモデル「コンセプトR18」。はたしてこのビッグボクサー、実際にはどんな車体に搭載されて市販化されることになるのでしょうか?

ティーザー的カスタムコンセプトモデルの第3弾!

近年BMWはカスタムバイク業界のビッグネームとコラボして、ティーザー的カスタムコンセプトモデルの数々を発表してきました。今人気のカスタムバイク文化のトレンドを利用して、これから市場に投入するであろう"新型モデル"への期待を高める・・・なかなか巧みな戦略と言えるでしょう。

「カスタム ワークス ZON」による"デパーテッド"は、ビッグボクサーのティーザー的カスタムコンセプトモデルの第1弾でした。

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第2弾となったのは米テキサス州のリバイバル・サイクルズの作、"リバイバル・バードケージ"。その名のとおり、鳥かご=バードケージ構造のフレームがその最大の特徴です。

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そして第3弾として発表された"コンセプトR18"は・・・18歳未満禁・・・という意味ではありません(笑)。これは戦前の1936年にデビューし、高性能&高品質なスポーツモデルとして一世を風靡したBMWの名モデル"R5"へのオマージュを込めたネーミングでしょう。

"コンセプトR18"は、フロント21インチ、リア19インチのスポークホイールを装着するクラシカルなクルーザーデザインが特徴です。フィッシュテール型のマフラーも、とてもノスタルジックです。

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1936年にデビューした"R5"は、OHVの動弁系、68mmスクエアのディメンションを採用した500ccツインを搭載。5,800rpmで24馬力の最高出力を発生し、140km/hの最高速度を可能としていました。

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"ビッグボクサー"の市販は2020年!

"コンセプトR18"は、2017年の第33回大阪モーターサイクルショーでも公開された「R5オマージュ」の発展型とも言える作品です。

ネーミングがそのものズバリ!! コンセプトを表している"R5オマージュ"。

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そして"コンセプトR18"の発表とともに、BMWは2020年にこの1,800ccのビッグボクサーを搭載するクルーザーモデルを市販する・・・と公表しました。"コンセプトR18"のデザインそのまま・・・で登場したらかなりビックリですが、なるべくこの端正なデザインを活かして市販化してくれることを期待したいですね!

燃料計はナント!! フューエルインジェクションではなく、BMWの名車である"2002"のファンネル仕様のツインソレックスキャブレター!!! まさかこれは、そのまま市販されるワケはありませんね(苦笑)。

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戦前のR5同様、オープン型のシャフトドライブ機構を持つのも大きな特徴です。なおフレームはR5がリアリジッドなのに対し、今の時代に生まれた"コンセプトR18"はカンチレバー式リヤサスペンションを備えています。

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ロー&ロングなスタイリングが印象的な"コンセプトR18"。都会に映える意匠と言えるでしょう。

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2020年はすぐソコまで来ています・・・市販版ビッグボクサークルーザーがどんなモデルに仕上がるのか、しばし妄想を楽しみましょう!

#R18: The new Concept R 18 roars into life.

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