1秒間に1000回もセンサーが働いて前後サスペンションの堅さが瞬時に変化……スゴい時代になったものですが、ツーリングバイクならともかく、スーパースポーツにこれって必要なのか? 乗るとスゴい!という噂ばかり聞くNinja ZX-10R SEで電子制御サスの真価を測ってみようと思います!

実は中野、このタイプのNinja ZX-10Rは初体験

『へぇ~、これがZX-10RのSEかぁ。実はこの型のZX-10Rには今日まで乗ったことが無かったんですよ。だからちょっと良い機会でした。こっちはSEで電子制御サスでしょ? 楽しみ!』

中野感動。ノーマルなのにマルケジーニの鍛造ホイール!?

『しかもこれ、ホイールがマルケジーニの鍛造じゃないですか!? かっこいい! ボクこういうの大好き!』

ショーワがワールドスーパーバイク世界選手権で培った技術をフィードバックした電子制御サス「SHOWA-EERA」に加えて、通常なら高級アフターパーツのはずのマルケジーニ製鍛造アルミホイールを装備するのがSEの特徴。

当然のようにブレーキキャリパーだってブレンボのレーシングモノブロックをラジアルマウントです。

高級ブランド揃い踏み……例えるならスーツはアルマーニで、靴はフェラガモ、時計は高級機械式……みたいな状態でしょうか?

こういうところ、意外と中野真矢もミーハーです。ボクらといっしょ(笑)

でも跨るとプロの顔

でも、いざ走るとなると顔つきが変わる。

プロライダーの顔になるんです。

しかも今回はスーパースポーツだからか、いつもの優しい顔よりキリッとしてます。

そして、SEとスタンダードを乗り比べスタート!

中野『こういう場合の比較は最初に機械式のサスに乗ってから、その後に電子制御に乗ったほうがわかりやすいですよ』

と言って、まずはKRTエディションから。

それにしても上手い。

飛ばして走っている訳でもないのに、かっこいい。

ライディングフォームが美しいのです。

一切、無理をして乗っている感じがしない……。

そして電子制御サスのSE。

珍しく中野真矢、KRTエディションを乗り終えた後に、無言でSEに乗り換えました。

その真剣な空気に、スタッフ一同は見守るばかり……

『なるほど、そういうことか……わかってきました』

いつになく真剣な切り出しに、ちょっとたじろぐレベルです。

『まず電子制御サスの前に、この型のZX-10Rについて、ですけど……これはスゴいですね。こんなにエンジンが滑らかなんて、かなり驚きです。スロットルの開け初めが異様にスムーズで、ハンチングもほとんど出ません。良い意味でパワーを感じさせないんです』

ちょっとこれ、乗ってみてください。

そう言われてボクも、KRTエディションに乗ってみました。

あ!……と、ボクもちょっとわかりました。

乗りやすいと感じた理由。

それがさっき中野真矢が言った『スロットルの開けやすさ』です。

ボクが最初に乗った時、訳もわからず気持ちいい!と思ったのは、たぶんこのおかげ。

200馬力オーバーなのに!?

中野『信じられないくらいスムーズでしょう? 600ccみたい。これはリッタークラスのスーパースポーツっぽくないって言っても良いほどですね。それなのに、速い。こういうのはボクがカワサキで走っていた頃には無かった走りです』

ボクの中で謎がひとつ解けた感じです。

さすがだ……中野真矢おそるべし。

続いて、薦められて西野くんも走ってみることに……そして感想は

西野くん『ボクこれ、さっきより怖い気がするんですけど』

あれ? 西野くんはちょっと違う感想を得たみたい?

電子制御サスは『公道』でこそ!

中野『次に電子制御サスのSEです。このワインディングは路面が良いから、上りはサスペンションのモードが固めの「TRACK」が良いですね。後輪がグラつかない。でも下りになると「ROAD」で柔らかいほうが走りやすい。シチュエーションによって、ボタンひとつでセッティングを変えられる。これは機械式のサスじゃ真似できませんよ』

確かにそのとおり。KRTエディションもサスのセッティング変更はできるけど、いちいち止まって工具を出して……なんて普通は面倒でやってられません。

中野『走りやすい道は「TRACK」モードで固めに。路面が悪い場所では「ROAD」に切り替えて柔らかく。雨が降ってきたりした時も「ROAD」が使いやすいでしょうね。走る場所・状況・天候などによってサスセッティングを変える。実はこれ、ボクがmotoGPでずっとやってきたことと同じなんです。それが手元のボタンで完結できるってスゴいですよね』

現役のレーシングライダー時代は、セッティング変更のたびにメカニックと話し合って、調整しては走って、また調整の繰り返し。

GPライダーと同じ体験が、ひとりでも手軽にできる。

技術の進歩って本当にスゴいものです。

「こまめにモードを切り替えてみて」というアドバイスを得てキタオカ再発進。

というか……KRTエディションでも最高だと感じてたいのに……ここにきてSEがヤバい!ってことに気づきました。

カワサキの電子制御サスペンションシステムKECS(カワサキ・エレクトロニック・コントロール・サスペンション)は1秒間に1000回っていう、他に類を見ない超絶処理スピードでダンピング特性を変化させるのですが、その恩恵がよくやく見えてきた!

っていうか1秒間に1000回センサーが動いているって……なんだそれっ!?

特に驚いたのがブレーキング。車体の姿勢があまり変わらないんです。

普通はブレーキしたらノーズダイブ、前側につんのめる。

でもSEはそれがない。

もちろん少しはあるけれど、怖いレベルじゃないし、イメージとしては車体が前後とも水平に沈んでいるような感覚で安心なんです。

電子制御サスが唐突な姿勢変化を抑えてくれてるってことか!?

だから強いブレーキでも怖くないし、自分レベルのギリギリまでブレーキを残してコーナーに入っていけるんです。

ギャップを踏んでも、その瞬間に超速スピードの演算処理でしなやかに吸収。

安心感がケタ違い……どんどんバンク角が深くなって……自制しました。公道ですので。

電子制御サスはライダーを育てる

ここでキタオカ、なるほど!と思い当たって西野くんにバトンタッチ。

『今度は大丈夫だから!』と言ってみるけど、2連続で打ちのめされた感のある西野くんは、ちょっと怯える様子です。

そこに中野真矢……

『ハンドルをこうやって持ってみてください。姿勢はこうして……』と優しくアドバイス。

怯える子犬のような西野くん、人生初のライテクレクチャーが元GPライダーのマンツーマン指導という凄まじい贅沢体験です(笑)

そして、その後……

あれ? なんか乗りかた変わってない???

頭の位置、さっきより全然低いし。

西野くん『これ、こっちが全然乗りやすいです。SEのほうが怖くない! ちょっとすみません。もう一回、あっち(KRTエディション)も乗りたいです』

誰だこれ?別人か?

なんか、みるみる走りがスムーズになっていくような……

『やっぱりだ。ボクSEのほうが好きです。ブレーキは怖くてあんまり掛けられないんですけど、SEのほうがスロットルが開けやすいんです。楽しくなってきました!』

あ、わかった。これボクの逆です。

スロットルオンでもSEは姿勢変化が少ないから、思い切って開けられる。

そして開けられればバイクは安定する。

だから怖くない。楽しい! と感じるんでしょうね。

そんな西野くんを見て、中野真矢も「いいね、そうそう!」と楽しそう。

彼は56racingという組織を立ち上げて、若手レーシングライダーの育成に取り組んでいます。

だから、西野くんみたいなライダーが、走りの楽しさを感じてくれるのが嬉しいんでしょう。

中野真矢の活動はコチラから!応援してね!

一般の人にこそ電子制御サスを薦めたい

中野『西野くんの安心も、電子制御サスのおかげでしょう。レースで突き詰めるならまた違いますけど、正直、一般の人にはこの電子制御サスはすごく良いと思います。キタオカさんくらい乗れる人も同じです。これのおかげでメカニックいらずのまま、サスのセッティングを学べる。基本を全部体験できますからね』

た、確かに……

しかもNinja ZX-10R SEの電子制御サスはダンピングがリアルタイムで変わるハードな「TRACK」とソフトな「ROAD」のほかに「M(マニュアル)」があります。

「M」モードはダンピングの変化がなく、機械式サスのように一定のセッティングに固定。

そうやって自分に最適なセッティングを突き詰めることもできるんです。

知れば知るほど、乗れば乗るほどSEの懐の深さに感服。

カワサキは『公道』を極めたか?

中野『電子制御サスっていうのは、その存在に気がつかないことが理想なんです。だって、制御を感じたら、それはもう違和感ってことになりますから。パワーの制御もそうですけど、このバイクは他とは速さへのアプローチの仕方が違いますね』

中野『良い意味で疲れなくて、集中力が切れない。すごいですよ。よくカワサキはこういうバイクを作ったなと思います』

自分の現役時代と比較しての言葉だけに重みがあります。

そして最後にスゴいことを教えてくれました。

中野『実はボク、数年前にジョナサン・レイ(現カワサキのWSBKワークスライダー)のバイクに乗らせてもらったんです。レイのバイクはスロットルの開けはじめ、サスのストローク感など全部が滑らかでした。あの時、彼は派手なライディングスタイルなのに、バイクにはすごく繊細さを求めるんだなって驚いた。そして、このZX-10Rは本当にレイのバイクに似てる。レースからのフィードバックが間違いなくされています』

市販車ベースの最高峰レース、スーパーバイク世界選手権でカワサキは昨年まで前人未踏の4連覇中。

その中で培ったものが今のZX-10Rに確かに感じられると中野真矢は言います。

Ninja ZX-10R SE

中野『これはカワサキ、ひとつ公道を極めたか?っていう感じがしますね。あ~ボクがmotoGPやってた時にも、こういう走りが欲しかったなぁ!』

良いバイクだから、もうちょっと乗ってきていいですか? って、最後に再び走り出した時に彼が選んだのはSEでした。

それにしても中野真矢にここまで言わせるとは……

ZX-10R SEって、ホントにスゴい!

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