1秒間に1000回もセンサーが働いて前後サスペンションの堅さが瞬時に変化……スゴい時代になったものですが、ツーリングバイクならともかく、スーパースポーツにこれって必要なのか? 乗るとスゴい!という噂ばかり聞くNinja ZX-10R SEで電子制御サスの真価を測ってみようと思います!

Ninja ZX-10R SEの評判が良すぎる……

Ninja ZX-10R SE

公道で200馬力オーバーのスーパースポーツなんて絶対ムリ!

かねてからそう思っているロレンス編集部 キタオカですが……どうも最近ZX-10Rの上級バージョン、電子制御サスペンション搭載のZX-10R SEが気になっています。

だってこのバイク、誰に聞いても『最高だよ!』って言うんだもん。

そこまで言われたら、怖いもの見たさでも、一度は乗ってみたいじゃないですか。

ちなみに2019年モデルのNinja ZX-10Rはフィンガフォロワーロッカーアームの採用でさらにパワーアップして最高出力203馬力。

正直、乗る前からかなり身構えるタイプのバイクです。

価格も265万円オーバーで超ビビる。

しかも何を思ったやらカワサキさん、タイヤを新品に交換してから貸し出してくれました。

怖ぇ……でもSEはハンパなく乗りやすいって聞くから、それを信じて乗ってみます!

ちなみに、コチラはご存知ですか?

夢のようなキャンペーンの詳細はこちらです!

www.kawasaki-plaza.net

無料でSEに30日間、乗れるそうです! しかも、当選者にはJTB旅行券2万円プレゼントって太っ腹すぎっ⁉︎

『秘めたポテンシャルを(1%くらいは)開放してやるぜ!』

と、緊張の半笑いで跨った瞬間……

えっ?

ものすごいライディングポジションが楽、です。

土下座レベルの前傾姿勢を予想していたのに、さっそく肩透かし。

しかも……

なんだこの乗りやすさっ!?

スーパースポーツなんて1年、いや2年くらいはマトモに乗ってませんでした。

それなのにコーナーひとつめから……スパーンッ!とイケる。

速いっ!? っていうか気持ちいい!

上手く操れている……ような気がする!!!

降参。スゴすぎて理解できません。

アリエナイ……

これはもうボクの知っているスーパースポーツじゃないです。

乗りやすさもだけど、本題の電子制御サスの恩恵も何もわかりません。

これぞ、完全にバイクに乗せられている状態。

完敗。

信じられないくらい良いのはわかるけど、すべてがスゴすぎて理解の範疇を超えています。

苦し紛れに、撮影同行したウチのスタッフの西野くん(新人)に

キタオカ『ちょっとオマエも乗ってみろよ!』

これぞ現代社会の闇……

唐突な無茶振り、軽いパワハラの現場です(笑)

西野くん『えええッ? ムリっすよ! こんなバイク乗ったことないもんっ』

西野くんの趣味はツーリングなので、こういうバイクは大のニガテ。

むしろ近寄りたくない存在です。

もう跨った瞬間から「いやだぁ~」って軽く泣きが入ってました。

しかしこれも仕事の一環です!多分!

がんばって走っていますが、ガッチガチ。腕に力が入りまくり。

早々に戻ってきて……

『やっぱムリっす~何にもできないです~』

うん、そうだよね……なんかゴメン。

勢い込んでカワサキさんからバイク借りちゃったのに企画倒れ寸前。

あああ、どうすればいいんだぁ~!?

ピンチです。

そこでキタオカ、閃きました!

そうだ! カワサキのことで困ったら『アノ人』だっ!

『あ、もしもし。今日たしかオフだよね? 今ヒマ? 実はかくかくしかじかでぇ……困ってるの。うん、そう。ていうか助けて今すぐ来て』

一部、展開と写真はフィクションです(笑)

あっさりと他人に頼る!

じゃなくて、分からないことは分かる人に聞くのがイチバンです!

救世主、降臨!

待つこと、ざっくり2時間くらい。

『おまたせ~!』

きたーっ! 救世主、降臨!

『オレを……呼んだかよ?』

元GPライダーの中野真矢

バイクの業界で年齢が一緒っていうだけで、わたくしキタオカとお友達!な関係(笑)

むかし雑誌をやっていた頃からなので、けっこう付き合いも長いんです。

おかげで今回のような無茶振りにも応えてくれました。

マジ神っ!

Ninja ZX-10R KRT edition

しかも中野真矢……もう1台、ZX-10Rを持ってきました。

これはKRTエディション? 電子制御サスじゃない、機械式サスのタイプです。

『いきなり電子制御サスだけ乗っても絶対わからないですよ。こっちのバイクと乗り比べてみたら、たぶんわかるんじゃないかな? これ借りるのに時間かかりました。すみません』

神すぎるっ!?

さすがプロはやることが違います。

もう安心!の仕切り直し

過去にはカワサキでMotoGPのワークスライダーとして走っていた経験もあり、今はジャーナリストとしても活動。国産・輸入車を問わずカワサキ以外のバイクにもたくさん乗っている中野真矢様でございます。

これ以上の適任はいない……

100人力どころじゃありません。

もはや勝ったも同然!