こんばんは、ほにゅうるい的ほにゅうるい生田晴香です。

キリッ

第168回古生物学会参加の為、生命の星地球博物館に行ってきました。

そこは箱根あたりにあるのですが、あのあたりはご飯が美味しいし温泉あるし癒されるので最高です。

ポカポカ

えっ、もちろん観光はついでですからね!

学会での内容は色々興味深い事がいくつかありましたが、また正式に発表
された時にでも。(ちょいちょいされてるが)

さて、いきなりですがほねほねクイズです。

魚類や爬虫類(ワニは除く)など生き物の目の周りにある骨で、ほにゅうるいにはありません。

その骨とは何でしょう?!

と、書くとヒント出しすぎましたかね。

知っている方は即わかったかと思います。

答えは、、、

「強膜輪(きょうまくりん)、鞏膜輪(こう書かれることもある)」です。

海の爬虫類にも!

ほとんどの爬虫類にはあるので、翼竜や恐竜、鳥類にもあります。

50円硬貨のような穴の開いた円形の薄い骨で
、1枚で構成されている場合もあれば、細かい骨が何枚もくっついている場合もあります。

いずれにしても、外側からカポッと眼球に
かぶせる構造になっています

恐竜の化石というものは、頭骨みたいな大きい骨はまだ残りやすいのですが、強膜輪や腹肋骨みたいな薄い骨はなかなか残りません。

そのせいか、それらが展示会などで復元される事は少ないからか(最近は増えてきました)、恐竜全身骨格がオシャレ風に描かれているイラストデザイングッズにはほとんど描かれていません。

デザイン的に省略してるかもしれませんが、そもそも強膜輪の存在自体を知らない場合も多いでしょうね。

もし復元されてたデザインがあるとしたら、これをデザインした人は他の絵描きさんよりも恐竜を知っているな、と思っていいでしょう。

ちなみに鳥類の強膜輪が何のためにあるかというと、冬休み子ども科学相談のバード川上先生によると、目を押さえる役割があり、内側と外側両方の圧力から耐えられるよう骨で守るため。だそうです。

恐竜の場合強膜輪がある事によって分かる事は、穴から目の大きさを推測したり、大きさから夜行性かどうか推測できたりとかです。

鳥類だと、目の形は人間のまんまるい眼球と違ってメロンパンみたいに少し潰れたような形をしてるとかで、恐竜もそうなのか、恐竜によって違うパターンもあるのか気になりますね。

強膜輪で固定されるのでキョロキョロと目は動かせなかったとは思われています。

ではまた来週!

☆生田晴香☆

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添削→suzui
(恐竜、ワニ大好き)