ベトナムではホンダのスーパーカブが街に溢れています。ベトナムに訪れたことがある方ならバイクの多さに驚き、そのほとんどが"HONDA"であることに気づいた方も多いはず。今日はそんなベトナムのホンダ事情を調査してみましたよ〜!

バイク=ホンダであるベトナム!

HONDAがベトナムへスーパーカブ・シリーズを最初に輸出したのは1967年で、それ以降スーパーカブ・シリーズは売れ続け、その時代ベトナムを走る二輪車の90%近くがスーパーカブ・シリーズになったんです。

やがて、あまりのホンダスーパーカブの保有数に、ベトナムの人々は、すべての二輪車を「ホンダ」と呼ぶようになりました。オートバイもスクーターもモペッドも、メーカーを問わず、すべて「ホンダ」なんですよ〜。どれだけホンダのバイクが多く走っていたのかがよーく分かりますね!!

そして1996年にはホンダ・ベトナムが出来たんですよ♩

HONDA公式サイトより

www.honda.co.jp

とにかく多いバイクの数!

ベトナムの人口は2017年時点で約9554万人に対して二輪車の保有台数は4800万台を越えているので、統計数字では二輪車保有率は「2人に1台」になりますが、総人口には子供やお年寄りも含まれているので実質的にはほぼ1人に1台。すごい数ですよね!

今でも人気はスーパーカブ!

スーパーカブをきっかけにバイク大国になったベトナムでは、最近ではスクーター人気も高まり、スーパーカブ・シリーズの割合は50%ほどになりました。

それでも!

ホンダ・ベトナムのスーパーカブ・シリーズ生産累計は1200万台を越えてなお、年間70〜80万台程度のペースで伸び続けると見られています。

今もバイク所持者の50%がスーパーカブなんてすごいです…。

こちらが【スーパーカブ歴20年】のトラン・ティ・トゥイさん(ベトナム・ハノイ在住/小学校職員/48歳)

HONDA公式サイトより

www.honda.co.jp

「1998年に買った日本製のホンダ70(スーパーカブ70カスタム)に乗っています。その頃、私はベトナム製の1998年型のスーパードリームに乗っていたのですが、たまたま販売店へ行ったときに、このホンダ70が新車のまま売れ残っているのを知りまして、その場で買い換えたのです。ホンダ70は、スーパードリームより、ひとまわり小さくて、シートも低く、10kgほど軽いから、私には扱いが楽だった。子供の頃から見慣れているスタイルもいいと思いました。それから20年間、通勤で毎日10㎞乗っているのですが、大きな故障がないのです。しかも小さく軽いので燃費もいいから経済的です。私の大切なホンダ70になりましたので、動かなくなるまで大事に乗り続けたいと思っています」

なんと、新品のスーパーカブ70カスタムを見つけてすぐに買い替えたそう。愛着があるデザインはもちろん、20年間もの間故障がなく、燃費もいいのでとても満足している様子。普段沢山のバイクが走るベトナムでは、女性でもコントロールしやすく、耐久性に優れたスーパーカブ・シリーズはとても魅力的なんですね。スーパーカブ・シリーズ良さはこれからも語り継がれることと思います♡