2018年12月10日、フランスをはじめ世界4カ国で計5つの賞を獲得しているスノーボード短編映画「Shred(シュレッド)」のワールドプレミアが、渋谷ユーロライブで開催されました。スノボの技にいちいちスゲー!となりますが、それだけでなく、実は誰もが心に抱えているかもしれない気持ちに喝を入れてくれる映画なのかもしれません。

「Shred」に注目!!

「Shred(シュレッド)」は主演・野島良太さん演じるスノーボーダー早川ヒロトの心の声をGOMESSが代弁するという珍しいスタイルで展開されます。オリンピックスノーボード競技出場を巡り、アマチュアスポーツ団体の利権争いに巻き込まれたスノーボーダーたちの苦悩や葛藤をラップミュージックに合わせて描く問題作です。

ここで朗報:主演の野島さんはイケメンです(歓喜)

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未成年の飲酒喫煙写真でスキャンダルに巻き込まれたスノーボード日本代表ヒロトは、全国生中継が入る記者会見場で謝罪をするも、冬季スポーツ連盟の岩谷会長に代表取消しを告げられ、岩谷は新たな日本代表に幼馴染のシュウを指名する…。怒りが収まらないヒロトは心を癒してくれる雪山へと向かう。 しかしそこでファンに囲まれ楽しげなシュウと満足げな岩谷に出くわしてしまう。 その様子を見たヒロトは怒りではなく同情の思いが頭をかすめる。
そして、スキャンダルの元なった写真の真相が明らかになっていく。

劇中でも言及されますが、スノーボーダーって、みんなスポーツ・競技云々よりもアートだと思ってやってる気持ちが強いんだとか。いかにクールで美しく表現できるか、そのために技を極めていく彼らですが、クオリティの高いアートには当然ながら“オトナ”が寄ってくるし、自分のスタイルとは異なる興行的なふるまいも求められてきます。

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なんのためにスノーボードをやっているのか。名誉のため?誰かに認められたいため?いや、自分のためじゃないの?お偉いさんに求められたままを単にこなすような予定調和のツールじゃないはずでしょ?
映画の中で投げかけられるその問いは、自分にとっての大切なことにも置き換えることができるでしょう。あなたは自分にとって大切なものと正面から向き合っているでしょうか。この映画は、誰もが持ち合わせているかもしれないそんなモヤモヤした気持ちにビンタしてくれると同時に、あともう一歩の勇気を与えてくれるかもしれません(しかもヒロトの心の声はGOMESSがガッツリ代弁してくれるので、一般的な作品よりも言葉でガツンと刺さります・・・)

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スノーボードってかっこいい

スノーボード、その中でもスロープのようなジャンプ台やレールを使うスタイルのものは、興味を持ってもチャレンジする人って少ないのかもしれないし、わたしも他のカルチャーでいうダンスのようにまでは、触れる機会自体があまりありませんでした。
しかもスノーボーダーってけっこう寡黙な方が多いようで、良くも悪くも「ねえ!見て!!超すごいから!!」とその素晴らしさをアピールしまくる人があまりいないらしいです。

でも、気づいてしまいました。スノーボード、超面白そう。

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この「Shred」は、もちろんストーリー自体も大いに楽しんでいただきたいのですが、やっぱりスノボシーンが登場するたびに感じる「おおー!すげー!(興奮)」というスノーボードの面白さ、美しさをみなさんにも味わっていただきたいです。

ドローンを駆使した映像もかっこいいですよ

この映画を通して、ひとりでも多くの人がスノーボードに興味を持ってくれますように。

さて、現在は短編映画として各地で上映されている本作ですが、長編制作のお話もあるとかないとか。みんなでハッシュタグ「#ShredMovie」で盛り上げて応援しましょう〜!

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