やってること幅広すぎるホンダ。未知の領域をもっと探りたい
ホンダが展開するプロダクトといえばバイク、クルマはもちろん、飛行機から船外機、ロボットに発電機まで、驚くほど幅広いラインナップがありますが、せっかくなのでその中でも触れたことがないものを実際に体験してみなさんにご紹介したい!と思い立ち、今回取り上げさせていただくのが刈払機(かりはらいき)です。
本サイトにて以前ご紹介したホンダマニア 河原による「ホンダは刈払機にも4ストロークOHCエンジンを使っている」というマニアックすぎる記事に触れてから、ひそかに刈払機に触ってみたいとうずうずしていたんです。ちなみに、一般的な刈払機は2ストが採用されているものが多いらしい。
そもそも刈払機ってなに?
刈払機(かりはらいき)とは、その名のとおり草を刈る機械です。今回わたしが体験したのは「UMK 425H」という種類の片肩掛けタイプ。
草を刈るとひとことで言っても、庭や河川敷などで細い茎の植物を含む雑草を一掃するとか、超広い平坦な敷地のやわらかい草を丸ぼうずにするとかいろいろあるわけですが、刈払機は前者に適しており、イメージでいうと人間が鎌で刈れそうな草たちを楽してズバババッとお掃除することができる機械になります。
後者はいわゆる草刈機のお仕事で、家庭用の肩掛けタイプから業務用の大きなものまでさまざま。ちなみに芝をきれいに整えてくれるのが芝刈機ですね。
ホンダには刈払機、草刈機、芝刈機の3種類ともバッチリ揃っていて、なんなら人が乗るタイプのガチ芝刈機やロボットタイプまで豊富にラインナップ。サイト見てるだけでけっこう楽しい。
というわけで!ホンダさん、刈払機貸してくださーい!
じゃん!借りてきました。
全長約180cmとけっこう大きいですが、重さはガソリンを入れても6kg程度。肩にかけてしまえば女性でも楽々持っていられるレベルです。わたしは普段我が家にいる同重量の猫を抱えて室内をウロついているので余裕で作業できました。
早速体験してみた
作業時の服装は、ほぼバイク乗るときと同じスタイルで挑みましょう。グローブとゴーグルは必須、そして長そで長ズボンです。
はじめて本体を間近で見て驚いたのがさきっぽの草を刈る部分。刃じゃないんですね。ナイロンコードカッターと呼ばれるそのさきっぽ部分はこんな感じ。ほんとにナイロンで出来てます。
エンジンをかけるとこのナイロンコードカッターがグルグルー!と高速で回転して草を刈ってくれます。ふつうの刃と比べて多少威力は下がるものの比較的安全で、うっかり硬い物に当たってしまってもダメージが少なく済むという、やさしさあふれるバファリン的な仕様。
さあ、肝心の発動までの手順は、たったの4ステップ!
1. エンジンスイッチを“運転”に切り替え
2. ポンプで燃料を移動させる
3. 始動グリップを勢いよく引っ張る
4. エンジンがかかったら、スロットルレバーを引いて除草開始!
意外とシンプルでしょ。それではやってみよう!
▶︎▶︎これぞHonda!アドレナリン放出まであと4ステップ!▶︎▶︎