2018年10月29日に行われたF1メキシコGP。チャンピオンに王手をかけたルイス・ハミルトン(Mercedes)が去年同様メキシコでチャンピオンを決めるのか、それともセバスチャン・ベッテル(Ferrari)がチャンピオン決定を阻止するのかに注目が集まりました!

予選でチームメイトのタイムを上回ったリカルドが逆転でポールポジション獲得!

去年メキシコで圧倒的な速さで優勝したマックス・フェルスタッペン(Red Bull)がフリー走行全てでトップタイムを記録。ついにF1初ポールポジションを獲得するかと思われましたが、ラストアタックでダニエル・リカルド(Red Bull)がフェルスタッペンのタイムを上回りポールポジションを獲得しました。

www.formula1.com

チャンピオン争いの主役であるハミルトンは予選3位、ベッテルは4位となりました。

予選結果

www.formula1.com
www.formula1.com

フェルスタッペンがメキシコで連勝を達成!ハミルトンがファンジオに並ぶ5度目の世界王者に!

予選では悔しい思いをしたフェルスタッペンがスタートを決めトップで1コーナーへ。ハミルトンもリカルドをパスし2位に浮上します。

2ストップがスタンダードな作戦のメキシコ、真っ先に動いたのがハミルトンでした。11周目にピットインし、メルセデスはチームメイトのバルテリ・ボッタス(Mercedes)も同じ周にピットに入れます。

12周目にリカルド、13周目にフェルスタッペンがピットインし、フェラーリ勢が17周目まで引っ張ります。

34周目にベッテルがリカルドを、39周目にはハミルトンをパスし2位に浮上。しかしフェルスタッペンははるか前方に逃げてしまいました。

47周目にハミルトンとリカルドが激しいバトルを展開。その時にハミルトンがタイヤを痛めてしまいピットイン。それに合わせてベッテルもピットに入り順位をキープします。

62周目、なんとリカルドがトラブルでリタイア!今季全選手でワーストの8度目のリタイアとなってしまいました。トラブルばかりでレースを完走出来ないリカルド、またしてもルノーエンジンの信頼性に泣くことになってしまいました。

www.formula1.com

そんなチームメイトをよそに独走で優勝したのはフェルスタッペン!見事F1で5勝目を飾りました。ポールポジションを取らずに5勝をあげるのはF1新記録らしいのですが少し複雑な記録となりました。

やれることは全て出し切ったベッテルでしたが2位止まり、これでハミルトンの5度目のワールドチャンピオンが決まりました。3位にはキミ・ライコネン(Ferrari)が入り、ハミルトンは4位でのフィニッシュとなりました。

チャンピオンを決めたL.ハミルトン

www.formula1.com

決勝結果

www.formula1.com
www.formula1.com

表彰台でチャンピオン決定を決めれなかったハミルトンでしたが、今年は常にポジティブな言動で運を引き寄せ、予選で見せる圧倒的な速さ、決勝で安定した速さで見事チャンピオンを獲得しました!5度目のチャンピオンはあのファン・マヌエル・ファンジオと並ぶ偉大な記録で、上にある記録はミハエル・シューマッハの7回のみとなりました。

www.formula1.com

チャンピオンは決まりましたが、ランキング争い、コンストラクターズ選手権などまだまだ見逃せない今年のF1。残り2戦、一体どんなドラマが待っているのでしょうか?