2018年10月7日に行われたMoto3タイGP。スーパーバイクや国内の4輪レースの開催はあるものの、MotoGPの開催は今年がはじめて。そんな初開催のタイGPでチャンピオン争いの主役2人の明暗が別れました。

予選ではランキング2位のM.ベッツェッキがポールポジションを獲得!

予選ではランキング2位のマルコ・ベッツェッキ(Redox PruestelGP)がポールポジションを獲得。2位にはジャウメ・マシア(Bester Capital Dubai)、3位には真崎一輝(RBA BOE Skull Rider)が参戦15戦目にして初のフロントローを獲得しました。

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ランキングトップのホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が13位と低迷。手術した手が本調子ではなく、決勝でも厳しい戦いを強いられることが予想されました。

予選結果

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ジ・ジャナントニオが接戦を制す!ベッツェッキは最終ラップでまたしても・・・

決勝レースは誰かが抜け出す展開ではなく、数十台で先頭グループを形成する展開に。フリー走行から調子が良かった佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)がトップ3まで上がり、トップを狙っていきます。しかし残り9周でトップに立つもスリップダウン、無念のリタイアとなってしまいました。同じ周にフロントローからのスタートだった真崎も転倒リタイアに終わっています。今回好調だった日本勢、日本GPでの好成績に期待しましょう!

トップ争いは大接近戦でファイナルラップへ。首位で残り1周に入ったベッツェッキでしたが、ファビオ・ジ・ジャナントニオ(Del Conca Gresini Moto3)とロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)がベッツェッキの前へ。最終コーナーで逆転を狙うベッツェッキでしたが、最終コーナーでベッツェッキのイン側からエレナ・バスティアニーニ(Leopard Racing)が仕掛けるもスリップダウン!ベッツェッキを巻き込み転倒となってしまいました!優勝はジ・ジャナントニオ、2位にダラ・ポルタ、3位にデニス・フォッジア(SKY Racing Team VR46)が入り初表彰台を獲得しました。

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怪我に苦しみながらもマルティンは4位でフィニッシュ、ベッツェッキは痛すぎるノーポイントに終わりました。

決勝結果

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マルティンはランキングポイントを204まで伸ばし、2位のベッツェッキは178のままで26点差に広がりました。さらに今回優勝したジ・ジャナントニオが175ポイントに伸ばしベッツェッキに迫ってきました。次戦の日本GPでは誰が優勝するのか注目です!