昨シーズン、FIM EWC(世界耐久選手権)で日本チームとして初めて王座に輝いたF.C.C. TSRホンダ フランスが、今期・・・2018-2019年シーズンの開幕戦となるボルドール24時間にて、僅差で優勝をゲット!!しました。

シリーズを戦ううえで、大事な24時間耐久レース

今シーズン、F.C.C. TSRホンダ フランスはフレディ・フォレイ、ジョシュ・フックに加え、マイク・ディ・メリオを新たにライダーに向かい入れました。フランスで行われる今回のボルドールと4月に行われる第2戦ルマンの24時間レースは、他の大会の8時間の耐久に比べると多くのポイントを獲得できるチャンスがあるので、すべてのチームにとって重要な戦いになります。

予選で1位になったのは、チームSRCカワサキ フランス(ランディ・ド・プニエ/ジェレミー・グアルノーニ/デビッド・チェカ)。2番手はF.C.C. TSRホンダ フランス、そして3位はYARTヤマハ(ブロック・パークス/ニッコロ・カネパ/マービン・フリッツ)となりました。FIM EWCの有力チームが順当に上位を占めました。今回、予選の上位5チームまでは、ランキングポイントを付与する新規則が施行されたこともあり、予選では激しいタイムアタックを見ることができました。

決勝レースで飛び出したのは、SERT(スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム)でした。しかし、1時間後にはチームSRCカワサキ フランスが首位をキープ。ヴァンサン・フィリップ/エティエンヌ・マッソン/グレッグ・ブラックが組んだSERTは2位、そしてF.C.C. TSRホンダ フランスは3位につけます。

長丁場の24時間レースは、マシン、ライダー、チームスタッフ、すべてがその耐久力を試されます。

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2017-2018シーズン途中から新型ホンダCBR1000RRをF.C.C. TSRホンダ フランスは使用しましたが、今回のボルドール24時間では、24時間耐久での信頼性が確認されている旧型をあえて使用しました。

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24時間を走り抜き、2位との差は54秒!!

6時間が経過したころ、F.C.C. TSRホンダ フランスにマシントラブルが発生し、その修復に時間を費やしたために17位まで順位を落としてしまいました。24時間耐久では8時間、16時間のときに10位以内のチームにボーナスポイントが与えられるのですが、F.C.C. TSRホンダ フランスは8時間経過時点は10位で通過し、何とかポイントを獲得しています。

長い24時間耐久では、ライバルたちも転倒やマシントラブルが全くないノーミスで走り切るのは非常に難しいです。このボルドールもSERTやYARTヤマハ、そしてチームSRCカワサキ フランスなどライバルたちも浮き沈みがあり、終盤までどのチームが勝つかわからない展開になりました。

16時間経過時点に5位につけ、夜間走行の時間帯を粘り強く走ったF.C.C. TSRホンダ フランスはついに21時間通過時点で首位に浮上! レース終了30分前にセーフティーカーが介入したため、F.C.C. TSRホンダ フランスの背後にいたYARTヤマハが接近しますが、最後は54秒244の僅差でF.C.C. TSRホンダ フランスが見事開幕戦を制覇しました!

トロフィーを掲げ、勝利を喜ぶF.C.C. TSRホンダ フランスのライダーたち。なおYARTヤマハが2位になったため、ブリヂストンタイヤの1-2となりました。

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なお、F.C.C. TSRホンダ フランスは、予選グリッドポイントの4ポイント、8時間経過時点でのポイント1ポイント、16時間経過時点で6ポイント、そして優勝の40ポイントを合算した51ポイントを獲得し、ランキングトップに立ちました。開幕戦ボルドール24時間での勝利は昨シーズン王者である彼らにとっては、FIM EWC連覇に向けて弾みのつく勝利になりました。

連覇に向けて好発進したF.C.C. TSRホンダ フランスですが、4月22日のルマン24時間、5月13日のスロバキアリンク8時間、6月10日のオッシャースレーベン8時間、そして最終戦となる7月19日の鈴鹿8耐までFIM EWCの2018-2019シーズンの熱戦は続きます! これからのF.C.C. TSRホンダ フランスの活躍に期待しましょう!