【ゴールドウイングの系譜】6代目は、ゴールドウイングを代表とするクルーザーと呼ばれるジャンルの中でも様々なニーズが広がり、ゴールドウイングは派生モデルを生み出していきました。

ホンダの最大排気量車として燦然と輝く「GOLDWING」。日本の歴史に大型スポーツツアラーという新しいジャンルを築き、発売開始から40年以上という長い歴史を持つバイクである。
この連載では、アスリートのように鍛え上げられ、力強くシャープな「GOLDWING」の生い立ちから現在までを紹介していく。

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●水冷4ストロークOHC2バルブ水平対向6気筒●1,832㏄●118PS/5,500rpm●17.0㎏-m/4,000rpm●392㎏●25L●725㎜●130/70R18・180/60R16

派生モデル ゴールドウイング F6B(2013)

スタイリッシュなクルーザーのニーズに応えて登場したF6B。エンジンは、ゴールドウイングの水平対向6気筒1,800ccエンジンを踏襲。車体の軽量化とあいまって、低速からのパワフルな加速性能を実現。また、前面に4個のスピーカーを配して音質にこだわったオーディオシステムを搭載する。

翌2014年にはマッシブなアメリカンスタイルのF6Cも発売された。

開発のキーワードは、街を颯爽とStyle & Impact The Honda Premium Cruiser」。世代を超えた多くユーザーが気軽に軽快な走りを楽しめるように新たな魅力を提案するモデルとして開発された。

スタイリングはフロントからリアに流れるように下っていくラインにより、ロー&ロングフォルムを作り出した。車体色にはグラファイトブラックとマグナレッドを設定。

徹底した軽量化により、ツーリングはもとより、街中のさまざまなシーンで爽快な走りを可能としている。

F6C(2014)

ボリュームに満ちたラジエーターシュラウドと、フロントからリアに流れるように下がっていくトライアングルフォルムに加え、ロー&ロングの車体構成によって、個性を際立たせ、新デザインのヘッドライトカウルに新たに採用したLEDヘッドライトを組み合わせた。

大径19インチのフロントタイヤと、左右に張り出したラジエーターシュラウドによって、マッシブ感を強調。リアビューは、パニアケースやトップボックスを装備しないシンプルな構成とし、ローダウンしたテールカウルに水平に配したLEDテールランプとウインカーランプによって、引き締まった印象となっている。

次回は第7回。お楽しみに。