9月9日にミサノサーキットで行われたMotoGP決勝では、2台のドゥカティファクトリーと、1台のホンダファクトリーのマシンが首位争いを序盤から展開しました・・・。

今年の3強が首位争いを展開!

決勝ではポールポジションスタートのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が序盤リードし、これを同僚のアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホンダのマルク・マルケスが追う展開になりました。

6週目にはドヴィツィオーゾがロレンソを抜いて首位浮上。そして3位マルケスがこれに食らいつき、4位以下は引き離されることになります。

今回ドゥカティファクトリー2台と戦えたのは、M.マルケス+ホンダRC213Vのみ・・・という観がありました。

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ロレンソ、痛恨の終盤での転倒・・・

ドヴィツィオーゾ、ロレンソ、マルケスの並びは27周のレースの25周目まで続きますが、なんとこの終盤のクライマックスでロレンソが転倒! 再び走り出しますが、最終的に17位まで順位を落とすことになりました・・・。

棚ぼたでマルケスが2位、3位にはカル・クラッチローが浮上。そしてドヴィツィオーゾはゆうゆうと今シーズン3勝目をゲットしました!(MotoGPクラス通算11勝目)。

マルケスのチャンピオンはすでに決まった・・・といえますかね?

一方、土曜日までは前向きなコメントも聞けたヤマハファクトリーの2台は、マーベリック・ビニャーレスが5位、バレンティーノ・ロッシが7位に終わりました。決勝で16秒以上の差・・・というのはかなり絶望的なもので、ヤマハファクトリーの今後が心配ですね・・・。

左からM.ビニャーレス(ヤマハ)、C.クラッチロー(ホンダ)、V.ロッシ(ヤマハ)、D.ペドロサ(ホンダ)。ペドロサは久々に、トップ6に食い込む走りを披露しました。

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ランキング争いでは、首位のマルケスが2位以下にさらなるリードを築きました。2位は67点差でドヴィツィオーゾが浮上。ロッシは3位に落ちましたが、ロレンソが転倒しないで完走できていたらその座からも転落していたことでしょう・・・(たられば、ですが)。

次のGPは9月23日決勝のアラゴンです。ドゥカティファクトリー2台 vs マルケス・・・というバトルがまた繰り広げられるのか? それ以外のライダーが首位争いに絡むのか・・・楽しみにしましょう!

MotoGP第13戦サンマリノ 決勝
1 A.ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati 42'05.426
2 M.マルケス Repsol Honda Team Honda 2.822
3 C.クラッチロー LCR Honda CASTROL Honda 7.269
4 A.リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 14.687
5 M.ビニャーレス Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 16.016
6 D.ペドロサ Repsol Honda Team Honda 17.408

MotoGP ランキング ※9月9日現在
1 M.マルケス Honda 221
2 A.ドビツィオーゾ Ducati 154
3 V.ロッシ Yamaha 151
4 J.ロレンソ Ducati 130
5 M.ビニャーレス Yamaha 124
6 C.クラッチロー Honda 105