「働く人もそうじゃない日も人生のあらゆる瞬間を変えていく」ホンダからまったく新しい軽商用車「N-VAN」。どんなクルマ?ってことでN-VANの試乗会に行って調査してきました。

豊かな生活への期待大のウワサのN-VAN

国内累計販売台数200万台超えのたくさんの人の豊かな生活を支え続けるNシリーズ。働く人のNとして2018年7月13日に発売されたばかりの新型軽バン「N-VAN(エヌバン)」。

まず、「そもそもバンって何?」ってところからですが、「バン」は荷物を運ぶ用につかわれるクルマのことです。「屋根付きの車」のキャラバンのバンからきています。

N-VANについては下記ページでもご紹介しています。

N-VANのラインナップはこちらから。

この新型N-VANには軽バンとしての機能性を追求した「G」「L」。質感の高いインテリアや便利な装備、充実したカラーラインアップで個性を際立たせた「+STYLE」のタイプが設定されています。

ちなみに軽自動車は何人乗りか知っていますか?そう、正解は4名乗りです。この「N-VAN」もバンですが軽でもあるので、乗れる人数も4人までです。バンで4人乗り?少ないんじゃないの?って思った方。人は4人でも、荷物を運べる量がハンパないんですよ!?

商用としてだけではなく、幅広い用途で使えるようなので、さっそくポイントをいろいろと探っていきたいと思います。

とにかく広いよ、N-VANの中!

まず驚きだったのこの開放感!みてください、ドアがこんなに大きく開くのです。

写真:+STYLE COOL・Honda SENSING

これだけしっかり開けることができれば、大きな荷物の出し入れの作業も楽々とこなせますよね。

荷物は本当にたくさん入るの?

またN-VANの積載量は、なんと軽貨物車の最大積載量である350kg※1!つまり、ダンボール箱71個(380mm×310mm×280mm)、ビールケース(447mm×364mm×315mm)40個※2が積めるのです!

※1 2人乗車時。+STYLE FUN 4WD、+STYLE COOL 4WDの最大積載量は300kgとなります。
※2 積載例の数値はハイルーフ仕様(G、Lおよび+STYLE FUN)のもので、あくまでも容積をもとにした目安です。最大積載量の範囲内でご使用ください。

写真:+STYLE COOL・Honda SENSING

見た目はちっちゃなかわいいフォルムの軽自動車なのに、そんなに荷物が入るなんて想像つきませんよね。なので実際に荷物をいれてみました!

トランク3つ分は楽勝!
写真:+STYLE COOL・Honda SENSING

あら、すっぽり。というかまだまだ余裕で空間が余っています。

さらに、全部倒すとこんなに広い!

驚くのはこれだけではありません。N-VANは助手席からリアシート、テールゲートまでフラットにすることができるのですが、全部倒すとこんなにスッキリするんです!!

写真:+STYLE COOL・Honda SENSING

しかもフラットにする際に外したヘッドレストをこんな風に収納するスペースもあるので、気になるでっぱりもありません。

写真:+STYLE COOL・Honda SENSING

無駄なくスペースを最大に使える、とっても考え抜かれた内装。N-VANの広さ、ちょっとずつ伝わってきましたか?

運転席を倒せば寝転がるころも可能!

仕事の休憩中はクルマでちょっと仮眠したいなんて時もありますよね。そんなときは運転手席のシートを倒して、完全にフラットすることもできます。

「フラットにしたら車内でゴロゴロできるのかなぁ?」とボソッていたら近くにいたスタッフさんが「どうぞ横になって快適さを実感してみてください」と言ってくださったので、恐縮ながら寝っ転がってみました!(笑)

これはかなり快適でした!ちなみにこの状態にすれば大人二人は余裕で車中泊できるようです。N-VANで弾丸旅行に行って、万が一宿泊先が見つからなくてもここさえあれば十分かも…。

ほかにもさりげない「気配り」ポイントが!

N-VANの中をよ〜く観察していたら、なんだか便利なポイントもたくさん発見しちゃいました。

まずはこちらの運転席の横についているフック。ちょっとした荷物を手元に置いておきたいとき、助手席に置くと運転中は転がるし、人が座っていたら置けない。そんなときはこちらのフックにコンビニ袋などを下げておくことが可能です。

お仕事が忙しくて電話が鳴り止まない日も安心!助手席側にはUSBが差し込めるのでしっかり充電もできます。

写真:+STYLE FUN・Honda SENSING(FF/CVT) ボディーカラー:プレミアムイエロー・パールⅡ
アクセサリー:
USBチャージャー10,800(税込)

ちなみにスマートフォンもすっぽり入れられます。

写真:+STYLE FUN・Honda SENSING(FF/CVT) ボディーカラー:プレミアムイエロー・パールⅡ

伝票や書類を書くときは、こんなテーブルを設置することもできます。

写真: L・Honda SENSING (FF/CVT)ディーラーオプション装着車 
走行中はこのモードおよび簡易テーブル(ディーラーオプション)を使用できません。

ペットボトルもすっぽり!

写真:+STYLE FUN・Honda SENSING(FF/CVT) ボディーカラー:プレミアムイエロー・パールⅡ

いやぁ〜、文句ないですね。手元に置いておきたいものが全て近くに置けるので、だんだん住めそうな気がしてきました(笑)

商用以外で使うなら、N-VANで友人とキャンプに行ってみたい。

もしも私がN-VANをプライベート用で使うなら、友人とキャンプに行くときに使ってみたいな。

N-VANはオプションアクセサリーの外部電源入力キットを入れれば、オートキャンプ場などの外部電源設備から、車内にAC100Vを簡単に引き込むことができるのだとか。

写真:+STYLE FUN・ターボ Honda SENSING 
アクセサリー:外部電源入力キット36,720(税込)

しかもエンジン停止中に車内で電化製品を使用することができるので、かなり強い味方になりそう!

ちなみにN-VANは150ccくらいのバイクであれば積めるそうですよ。バイク乗りの方はキャンプ場に到着したら、持ってきたバイクでオフロードを楽しんでみても良いかもしれませんね。

さてさて、乗り心地は?

いよいよN-VAN初試乗!

実際に運転してみました〜。

いってきまーす!

実はわたくし、このとき運転するのがすっごく久しぶりだったので最初はちょっと不安だったんです。ましてや軽自動車も初。ドキドキです。

試乗した道はけっこう坂が多い道だったのですが、N-VANの「ヒルスタートアシスト機能」という、坂道発進時にクルマの後退を約1秒間抑制してくれる機能があったので、坂道で後ろに下がってしまうのではないか?という不安も全くなかったです。

また、途中でUターンする場面があったのですが、とにかく小回りがすごく効いたのでこちらも安心でした。

そして一番感動したのが、車線をはみ出しそうになると、ステアリング振動の警告で注意を促してくれる、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」。

ドライバーの運転負荷を軽減してくれるので、まさにわたしのようにあまり運転回数が少ない初心者でも怖がらずに運転できると思います。

かわいいし、荷物もいっぱいあるし、一緒に行動するクルマにはぴったりなN-VAN。

仕事にも遊びにも使える要素を兼ね備えた、いままでの軽自動車やバンのイメージとはまるで違った新ジャンルのクルマでした!