2018年7月21〜22日に開催されたFIMトライアル世界選手権の第6戦ベルギーGPで、電動トライアルバイクによるTrialE(Electric)クラスの第2戦(最終戦)が行われました。年間2戦で競われる年間王者をかけて「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から出場した黒山健一選手は、前戦フランスGPでのTrialEで見事優勝! ランキング首位でこの最終戦にのぞみました・・・。

年間獲得ポイントはタイ!!という結果に・・・

昨年度からスタートした「TrialE」ですが、今年はヤマハが初参戦し大きな注目を集めました。7月14〜15日、FIMトライアル世界選手権・第5戦フランスGPで行われた今年度初戦のTrialEでは、ヤマハTY-Eを駆る黒山が僅差で優勝! 見事なデビューウィンを飾りました。

全2戦でタイトルが競われるということで、2戦とも確実に好成績を残さないといけないのは非常に難しいことです。そして迎えたベルギーGPでのTrialE最終戦で、やはりヤマハチームの前に立ちはだかったのは第1戦で好勝負を演じたロリス・ギュビアン(ガスガス)でした・・・。

ヤマハTY-Eでセクションにアタックする黒山選手。©︎ヤマハ発動機株式会社

まず1ラップ目・・・黒山とヤマハTY-Eは減点 7。一方ロリス・ギュビアンは減点4で、残念ながら黒山選手はライバルにリード許してしまいます。そして運命の2ラップ目・・・は、両者ともに減点6という結果になりました。

フランスでは黒山、ベルギーではギュビアン・・・が優勝したので、両者の年間獲得ポイントは同一となりましたが、第2戦の成績を重視するというレギュレーションにより、惜しくも黒山+ヤマハTY-Eは年間2位ということに・・・。そしてガスガスは昨年のマルコ・コロメに続き、TrialE年間タイトル2連覇を達成したことになりました。

なおTrialE第2戦ベルギーでは、日本のトライアル・レジェンドのひとりである成田匠選手(エレクトリック・モーション)が5位に入賞しています。

来年度にリベンジしてくれることを期待しましょう!

黒山健一選手談(ランキング2位)
「前回のフランスGPは1位と絶好のスタートを切れたのですが、ベルギー大会の結果は残念ながら2位となりました。体はよく動いていたのですが、メンタルの疲労から必要のないミスをおかしてしまったことが敗因です。今回の電動トライアルバイクTY-Eでの挑戦は、今後トライアルを続けていく上での大きなモチベーションとなり、同時にとてもすばらしい経験となりました。そしてたくさんの応援が僕にとって大きな力になりました。本当にありがとうございました」

同ポイントながら年間2位に甘んじることになった黒山選手。来年度の捲土重来に期待しましょう! ©︎ヤマハ発動機株式会社

25年くらい前、トライアルやるわけでもないのに「トライアルジャーナル」誌の愛読者だった私は、黒山選手の父である黒山一郎氏の「ブラック団」の連載をいつも楽しみにしてました。著者である一郎氏に鍛えられた健一選手のことは少年時代から(誌面をとおして)知っていたので、勝手な親近感(苦笑)を持って応援していました。ですから、今年のTrialE王者になれなかったことはとても残念です・・・。

もちろん、参戦初年度で遠い日本からヤマハTY-Eで挑んだ「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の健闘ぶりには、心から拍手喝采を送りたいと思います(パチパチ)。来年度のTrialEに同チームが参戦するかどうかは現時点では不明ですが、ぜひとも来年、今年のリベンジに挑んで欲しいなと思いました。